あの青空を越えて。トニカクカワイイ第158話「青空(後編)」 このエントリーをはてなブックマークに追加 あの青空を越えて。トニカクカワイイ第158話「青空(後編)」

トニカクカワイイ第158話「青空(後編)」

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スイカを買って帰ってきた司。
そのスイカは、司にとって、時子さんとの思い出のアイテムでもある。
彼女なりの感傷だろう。

時子さんと一緒にスイカを食べた時のことを、昨日のように思い出せる。
長い時間を生きてきた司にとって、たかだか数十年前のことであって、
感覚的には本当についこの前のようなものなんだろう。

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MELODY IN THE POCKET トニカクカワイイ第158話「青空(前編)」 このエントリーをはてなブックマークに追加 MELODY IN THE POCKET トニカクカワイイ第158話「青空(前編)」

トニカクカワイイ第158話「青空(前編)」

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時子さんとの回想シーンをやっていて気になっていたことがあって、
それが時子さんにいつ名前をあげたのかだった。

司と時子さんが出会ったときは、時子さんは記憶をなくしていて
名前も覚えてない状態だったわけだし。

気になっていたことへの答えが今回載っている。
ちゃんと司は「時子」という名前に意味を考えていたし、
その名前の意味も司が長い間生きてきたからわかる物だった。

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誰かのために生きる。 トニカクカワイイ第157話「死に嫌われている」 このエントリーをはてなブックマークに追加 誰かのために生きる。 トニカクカワイイ第157話「死に嫌われている」

トニカクカワイイ第157話「死に嫌われている」

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戦時中に焼夷弾から自分のことを守ってくれたとはいえ、
その人が目の前でグチャグチャの肉塊になったのをみたら、
トラウマだろうし、それが人の形に戻るのをみるのもトラウマだと思う。

けれど、そんな「ありえない」光景をみた幼い時子さんには、
司は神様に見えただろう。

そんなトラウマ級の光景を、千歳も見てたわけだよ。
自分を助けた人間が、落下してグチャグチャになるってやつを。

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「秘密」という言葉には魅力がたっぷり。 トニカクカワイイ第156話「光陰」 このエントリーをはてなブックマークに追加 「秘密」という言葉には魅力がたっぷり。 トニカクカワイイ第156話「光陰」

トニカクカワイイ第156話「光陰」

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千歳にとって、司が隠れ住んでいる屋敷というのは、秘密の場所。
夏休みのときだけ麓の避暑地まで連れていってもらうけど、
屋敷には近づいてはいけない。

「近づいてはいけない秘密の場所」
そんなもの子供からしたら、興味の塊じゃないか。

で、その屋敷では司がマンガ読んで、過ごしてるんだよな。
タイミング的にハガレン完結なので2010年頃か。
背景のサンデーに結界師や神のみぞ知るセカイがあるところに、
時代を感じる。

進撃の巨人2009年連載開始
結界師2003年-11年、神のみぞ知るセカイ2008年-2014年。
といった具合なので、確かに連載はしてるんだよな。

アポロ計画から時間が経過してるけど、司としては目標を失っている状態。
月のその先を目指したとしても、そこに輝夜姫がいるのかもわからない。
それ以上にまた何もなかったときの喪失感はひどいだろうし。

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月よりも遠い場所 トニカクカワイイ第155話「夢の終わり」 このエントリーをはてなブックマークに追加 月よりも遠い場所 トニカクカワイイ第155話「夢の終わり」

トニカクカワイイ第155話「夢の終わり」

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人間が月に辿り着いて、その地に立った。
それは偉業だ。
1400年前から月に行くことを望んでいた司からしたら、
それはとてつもない達成感だっただろう。

でも、月に行くのは手段でしかない。
そこにいるはずの、輝夜姫から蓬莱による不老不死を解く方法を聞くため。

ただ、それは叶わなかった。
月に何かがあれば、それはもっと大騒ぎされていることになる。
「トニカクカワイイ」の世界においても、月には何もない。

それは司が求め続けていた一つの結末。

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DREAMSトニカクカワイイ第154話「1400年の一歩」 このエントリーをはてなブックマークに追加 DREAMSトニカクカワイイ第154話「1400年の一歩」

トニカクカワイイ第154話「1400年の一歩」

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いつか聖徳太子が言っていたように、人はいつか月に届く。
奇跡の力ではなくて、知恵と勇気で。
1400年前には想像もできなかったけど、人間は月に届く。
誰か1人の力ではなく、多くの人の力でそれが実現できる。
そんな果てしないもの一旦に時子さんが関わることになる。

時子さんは司以上に先を考えていた。
大きな戦争が終わった後に、二つの超大国が覇権争いをおこなうこと、
それがやがて宇宙を目指す競争になることを見据えていた。

月を目指すのに必要なものは、ロケットエンジンではなく、メインフレーム。
要するに月へ至る軌道計算が必要になり、それを実現できる演算装置が必要になる。

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瓦礫の出会い。トニカクカワイイ第153話「青空へ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 瓦礫の出会い。トニカクカワイイ第153話「青空へ」

トニカクカワイイ第153話「青空へ」

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時子さんのお通夜が夜に行なわれる。
ナサは司に声を掛けるけど、時子さんの遺書にもあったように、
来るなと言われているから司は参加する気はない。
その代わりに司は昔話を始めた。
時子さんが亡くなった後だし、想いを馳せることもあるよ。

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最後の最後まで、アナタはアナタらしく。トニカクカワイイ第152話「GIFT」 このエントリーをはてなブックマークに追加 最後の最後まで、アナタはアナタらしく。トニカクカワイイ第152話「GIFT」

トニカクカワイイ第152話「GIFT」

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前回千歳がきたのは、ナサに渡すものがあったから。
それは亡くなった時子さんの遺書。
マジメな出だしだと思ったら、時子さんは相変わらず、遺書でもふざけている。
それでも遺書の内容は古い友人でもあり、家族でもある、司にも聞いて欲しい。

司への言葉は、願いを叶えてあげることができなかったことへの謝罪。
確かに願いを叶えることはできなかったかもしれないけど、
月の石を手に入れたことは、確かな成果だと思う。

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平常心でいようと思ったところで平常心にはなれないよ。トニカクカワイイ第151話「一応、言っておくと18歳と16歳(仮)の夫婦なのである」 このエントリーをはてなブックマークに追加 平常心でいようと思ったところで平常心にはなれないよ。トニカクカワイイ第151話「一応、言っておくと18歳と16歳(仮)の夫婦なのである」

トニカクカワイイ第151話「一応、言っておくと18歳と16歳(仮)の夫婦なのである」

今週も短めなので、記事も簡単に。

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たった一週間でも離れていたら、ドキドキするもの。
前回の話で意識してしまってるから、ナサくんはこのあと一緒に寝るのが困ってる。
気持ちはわかるが、自分を抑えてくれ、ナサくんよ。
でも、まあ、きっと無理でしょう。
もちろん司も恥ずかしがっているから、この夫婦どっちも落ち着きがない。

二人とも平常心を心がけることにしたけど、
平常心を意識しても、ほとんど平常心でいるってできないと思うんだよね。


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平常心を意識した結果、変な空気になった。

ダメじゃん。

互いの指先が触れただけで、とても意識してる。
やっぱりダメでは?
意識しすぎた結果、何か間違えが起きたらいけないから、
布団を離すことに......。

君たちさ......。
この続きはコミックスのおまけということで畑先生に期待しましょう。


もし、理解できなくても、歩み寄ることは大事。 トニカクカワイイ第150話「いつか大人になる君へ。それを言わない胆力がどれほどのものか知って欲しい」」 このエントリーをはてなブックマークに追加 もし、理解できなくても、歩み寄ることは大事。 トニカクカワイイ第150話「いつか大人になる君へ。それを言わない胆力がどれほどのものか知って欲しい」」

トニカクカワイイ第150話「いつか大人になる君へ。それを言わない胆力がどれほどのものか知って欲しい」」

今回は司が出ていったときの、ナサのファインプレーについて。
あとページ数は10ページと短めなので、記事も短め。

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最大のポイントは、相手を責める言葉が出なかったこと。
だいたいの場合、信じていた相手に裏切られたら、
多少なりとも相手を罵倒する言葉が出てきてもおかしくない。

いろいろとあるけど、例えば、エヴァの
「裏切ったな!! 僕の気持ちを裏切ったな!!」
とか!
このセリフだけで、CV緒方恵美さんでの再生余裕でした。

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なんで相手を責める言葉を出さなかったのか。

別にナサの心が傷つかなかったわけじゃないし、
痛みを感じなかったわけじゃない。
そんなことよりも、ナサにとって大事だったのは司の気持ち。

相手の気持ちを理解したい。
だから、泣き言を言ったら、それが遠のくだけ。

......ナサくん、君はすごいよ。
そんな言葉を言われたら、司だって、よりナサの事が好きになってしまうよ。


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