よふかしのうた 第172夜「何時がいい?」
前回の最後に、
ハツカがナズナに「夜守くんのこと好き?」と尋ねて、
ナズナも「うん」と答えた。
この流れに疑問はなかったのに、ハツカは「マジで!?」みたいな反応だし、
ナズナは「言ってねええええ」って否定してる......。
ナズナさん、あまりに自然に答えたから自覚なかったんでしょ。
ただ、ナズナがコウのことを好きになったのは簡単な話ではない。
北海道で星見キクはマヒルに恋をして、血を吸って死んだ。
人間に恋をした吸血鬼は、その相手の血を吸ったら死ぬ。
つまり、コウに恋をしてしまったナズナは、コウの血を吸って眷属にすることができない。
......ハツカの説明を読んで「あー」っと重要なことを忘れていたよ。
そうだね、ナズナがコウの血を吸うわけにはいかないんだね。
よふかしのうた 第171夜「今日はいいや」
ナズナの新居探し。
高層マンションの37階を紹介されたけど、チェンジ。
ナズナはそういう広々した場所とか豪勢な感じの場所が
好きじゃないだろうなのは、想像が出来る。
なので久利原さんはいろいろと条件をヒアリングして
ナズナの要望にあう物件を詰めていく。
ナズナが部屋探しをしているから、ハツカがコウを呼び出した。
よふかしのうた 第170夜「ようこそマイホームへ」
ナズナとコウが会うのは久しぶり。
修学旅行編を挟んだから忘れていたけど、元々はナズナの自分探しをしていたんですよね。
病院行ったり、学校行ったり、いろいろしたよね。
そのいろいろの中で、コウはナズナの家をぶっ壊したよね。
忘れてたよ。
でも、どうやら、ナズナは新しい家があるみたい。
レンタル倉庫は家なんだろうか......。
このレンタル倉庫はアザミが手配してくれたらしい。
住めば都という言葉があるけど、倉庫だろ?
......雨風は防げるか......。
でも、電気ガス水道はないね。
トイレもないね。
なので、ナズナはコンビニに拝借しに行ってる。
......生活は出来てるだろうけど、ダメでしょ。
よふかしのうた 第169夜「心の中にしまっとけ」
ナズナは、約束したからということもあって、ハルカとデート。
彼女になにか感情があったわけではなく、義務感によるデート。
でも、面倒なので、
「夜景の見えるレストラン」
「イルミネーション」
「なんか雰囲気のいい感じ」
なやつが来たら即帰ろうと思ってた。
ハルカが選んだのはそういうところじゃなくて、
カラオケ、ゲーセンなど。
カラオケ5時間とか楽しみすぎでしょ。
とにかくハルカと過ごす時間が楽しい。
ハルカは、夜景の見えるレストランや雰囲気のいい感じの店ではなく、
普通の居酒屋に入って生を注文した。
カラオケから始まった一連の義務デートが、
ナズナはずっと楽しい。
ハルカはナズナが考えていた地雷を普通に回避していた。
よふかしのうた 第168夜「少し迷った」
星見キクが教えてくれた場所に何があるのか。
そこにあったのは冷蔵庫。
しかも血液を保存するためのもの。
つまり、誰かの血液が保存されている。
誰の血液か、それは当然、目代さんの父親の血液。
吸血鬼は血を飲むと相手の考えてることや感情がある程度わかる。
つまり、キクは目代さんの父親の血液の場所を教えることで、
彼女の父が何を考えていたのかを知ってもらいたかったんだろうな。
よふかしのうた 第167夜「お疲れ様会」
ハルカからのデート要求はナズナが拒否。
北海道でハルカとナズナは、デートする約束はしたけど、
ナズナは、今、そんな気分じゃない。
それにしても、ハルカは北海道からデートのために、
わざわざ来るんだから、ナズナの顔というか、ハルの顔が好きなんだな。
よふかしのうた 第166夜「勝ち逃げ」
マヒルからコウへの遺書。
遺書内容からはマヒルが自分を死ぬ可能性は考えていたけど、
それに対する自信は無かったみたい。
だから、保険。
コウへの謝罪、アキラに謝っていて欲しい。
親のことは......マヒルのことを忘れて幸せになってほしい。
大まかにはこんな感じ。
もしも、マヒルが死んだらそれはマヒルの意志。
本当はキクだけがあの場面では死んでいたのかもしれない。
でも、マヒルがキクと死んでもいいと思ったから、
今回の結末になったのかな。
よふかしのうた 第165夜「おかえり」
マヒルとキクが灰となって消えた後に残っていたのは一通の手紙。
手紙を回収して、マヒルの分の木刀を置いて、アキラの元に戻った。
アキラはコウから状況を聞いて、マヒルとキクがどうなったかを知ったんだろう。
ナズナたちも同じように把握した。
コウとアキラは、修学旅行の残りの日程を無事にこなしたんだろうけど、
友人がいなくなったんだから、素直に楽しめなかっただろう。
よふかしのうた 第163夜「夜が明けるよ」
最期の前に星見キクがマヒルに謝らないといけないことがあると切り出した。
それは「スマホを見てしまったこと」。
ずっと気にしてたもんね。
マヒルはそれを笑った。
スマホを見られて困るわけじゃないからね。
マヒルとキクがいる岬は、マヒルがキクに見せたかった場所。
昔、家族旅行で北海道旅行したときに来た場所。
すごくキレイで「死ぬならここがいい」ってぐらいだった。
だから、キクをここに連れてきたかった。
よふかしのうた 第162夜「お幸せに」
前回サラッと流したけど、キクの顔の傷が治っていましたね。
その傷が治っていたのは、アザミから彼が持っていた血をもらったから。
つまり血を飲まないと傷を治せないほどにキクの力は落ちている。
アザミが血を渡したのも、キクがマヒルと会うのに、傷が残っていたら悪いかと思ったから。
キクに惚れていたアザミの思いやりだよね。
こういう行動はアザミの良さだな。