ハヤテのごとく!第265話「木の芽風」
天王州アテネはハヤテの態度でわかってしまった。
なぜ、ハヤテが自分を助けに来たのか。
三千院ナギがなぜ王玉を壊したのか。
アテネにはわかってしまった。
ハヤテとナギの間の絆がどういうものなのか。
10年前、心に傷を持っていた自分たちは、お互いでお互いの心を癒していた。
でも、もうそれは必要ない。
ハヤテにとっては。
アテネにとって、ハヤテは必要な人。
でも、ハヤテにとってはナギが必要。
ハヤテはどこかでそれをわかっていて、わかってない。
アテネはそのことをわかっていて、自分だけが傷つくことを選ぶことで、ハヤテを拒絶することを選んだ。
試しに一億五千万の借金をアテネが肩代わりするという提案をしたのは、
ハヤテに戸惑いを生むためかな。
実際アテネの財力だったら借金を肩代わりすることぐらいできるだろう。
ここでアテネの申し出が別の形であったら、ハヤテはアテネEDになっただろうな。

ついさっきまでハヤテのことが「好き」でいた。でも、ハヤテの口から出てきたナギのことで、ハヤテへの想いを過去形にした。
その言葉が一番ハヤテを、自分から引きはがすことに繋がると知っていたから。
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