トニカクカワイイ第247話「魔力あるよね」

両親がいないことについては、ひまりにとってそこまで深刻な話ではないみたい。
亡くなってから時間も経っているのだろうから、心の整理もついてるんだろう。
彼女の事情はどうであれ、ひまりの家に、アシモとひまりが二人きりなのは間違いない。
このあとの展開がどうなるのかは、アシモの理性とラブコメの神様次第。

一方で司たちの方は、千歳の屋敷に来ていた。
目的はアウロラに頼んでいた「香坂ひまりの調査結果」。

調査結果の全容はわからないけど、読者として読み取れる部分だと、

母親が七年前に他界していること。
死因についてもわかってるみたいだけど、読み取れない。

アウロラの調査結果を見て、司が思い出した。
ひまりが子供の頃に、めちゃくちゃバレてる。
なんなら目の前で死んでる。
......「目の前で死んでる」。
なかなかパワーワードだな。

子供の頃に、目の前で人に死なれたら、相手の顔は覚えてるよなー。
そんな相手が、七年経って生きてるんだから、驚くよな。

司は、ひまりについての誤魔化しはまだなんとかなりそうらしい......。

司が不老不死であるとバレるのは今回だけじゃない。
コレまで何度もある。
正体がバレるとめんどくさい感じになる。

蓬莱の力には、人の運命を狂わせる魔力がある。

「不老不死」なんて、その存在を知ってしまえば、
欲しくなったり、興味を抱かれてしまうしね。

アシモも魔力と戦っていた。
ひまりの部屋から感じる魔力と戦っていた！

なりふり構わずベッドにダイブしたいとかそういう衝動が！
......やめておきましょう。
好感度メーターが一気に下がる。そうじゃなくてもよくない。

あとひまりも
「好きな女の子の部屋に入って今どんな気持ち？」
と問い詰めるのはやめてあげてください。
微妙にアシモはラブコメ展開のアクセルの踏み方下手だから！！

トニカクカワイイ (25) (少年サンデーコミックス) コミック 2023/9/15