記事のタイトルの通りなんですが、「白皇学院現視研」として夏コミに参加します。
コミケ二日目 8月12日(土) 東 チ-09bです!!!
新刊タイトルはハヤテのごとく!の夜会です。
※画像とタイトルはHPへのリンクになっています。
表紙と裏表紙は、前回と同じく、スライム企画の栗柚クリューさんにお願いしました。
ホントクリューさんのハヤテのイラストは素敵。
製作協力は、明日はきっと。のきよさん、ぷらずまだっしゅ!のカームさんにお願いしています。
だって、二人とも「白皇学院現視研」のメンバーですから。
本の詳細は、今後上記のサイトにアップされるのでここでは語りません。
うっかり言い過ぎると、私が他の二人にめちゃくちゃ怒られるので。
さて、前回「白皇学院現視研」としてコミケに参加したのが、丁度五年前の夏コミでした。
あれからなんやかんやあって、
ハヤテのごとく!が完結した今年2017年に完結記念として本を出すことにしました。
今回の本はハヤテブロガーとしての最後の大仕事みたいなものです。
ハヤテ完結してから、ずっとこの本の作業をしていたので、
だいたい毎日ハヤテのことを考え、コミックス読み返したり、テキスト作ったりしていました。
なので実は、
ハヤテのごとく!完結した実感がまだない!
なんてこった。
なんなら、先日も作業の一環で、全話数読み返してました。
頒布するハヤテのごとく!の夜会は、
わりと今年一番の「無茶しやがって」案件です。
前述していますが、どんな内容かは今後更新するのでリンク先をみてもらえればと思います。
委託通販も準備しているので、コミケにいけないよーという人はそちらでお求めいただければと思います。
いろいろ書きましたが、要するに、「詳細は後日だから待ってね!」です。
本の製作も大詰めで、現在進行形でがんばってます。
というわけで、お楽しみに!
公式サイト
『ハヤテのごとく!』完結記念展
開催期間
2017/06/17-2017/07/23
本当は開催初日にいきたかったのですが、別イベントと被っていたので行けませんでした。
というわけで二日目にいってきたました。
展示内容ですが、
サンデーやコミックスの表紙や見開きカラー、店舗特典に使われた様々なイラストがありました。
「このイラスト記憶にあるなー」というものから、「あれ??? この店舗特典手に入れたっけ?」となったりもしました。
畑先生のカラーって、結構好きで見てるだけで心が潤います。
カラーだけでなくいろいろな場面の原稿を目にすると、
「このシーン好きだったな」とか
「掲載時のこのシーンは担当の入れた言葉がよかったんだよ」とか
思い出が蘇ってきました。
そうはいうけど、私もハヤテのごとく!を全568話をそれなりの回数読んでいます。
各話でなら二桁ぐらいだろうし、通しでなら2,3回は読んでます。
それでもやっぱり原稿をみるとこみ上げてくるモノがあります。
あとは、ネームですね。
畑先生に限らないのですが、まんが家さんのネームをみるのは、なかなかに楽しいです。
「ネームでこれなのに、できあがるとこうなったのか」とか考えると楽しくて。
そうそう。
会場内にあるノート、これは是非みてください。
私も少しだけ書き込んできました。
何を書いたかはみてください。
だいたい想像通りのことを書いてます。
ハヤテのごとく!完結記念展ということもあって、
あの空間は作品好きには堪らないものだと思います。
というわけで、まだ行ってない人は行ったらいいし、
もう一回いこうと考えてる人も行ったらいいと思います。
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ついにハヤテのごとく!完結です。
連載期間約13年、全568話となりました。
作内時間1年(連載期間13年)におよぶハヤテとナギの勘違いから始まった物語がついに完結です。
51巻には、547話「体内時計都市オルロイ」から558話「THANK YOU,BABY」までが、
52話は559話「oath sign」-568話「この何よりも広い星空の下で、君に話したいことがあるんだ」が、それぞれ収録されています。
ついに、三千院の遺産の巡る戦いが決着しました。
連載当初から名前だけは出ていた「姫神」の登場、
ハヤテとナギの間にあった勘違い、三千院家の遺産相続、王族の庭城、ハヤテの両親、
それぞれのヒナギクや西沢さん、マリアさんといった
メインキャラクターたちが辿り着いた答え、そしてその先の未来へ続くものが
ここにあります。
長い連載を経て辿り着いた物語の終わりは、多くの読者が納得できるものだと思います。
私はブログで感想を書き続けてきたので、この51-52巻の記事で感想を改めて述べません。
全52巻、全568話、その数字の大きさに「遠くにきちまったなー」という思いです。
だからこそ、ハヤテのごとく!の読者としての13年間の全てはここにあります。
52巻に収録されている最終話のカラー、あれをもう一度みたときに、
やっぱり読者で居続けてよかったという思いがありました。
連載時の最終話でも思いましたが「満足です」。
さて、限定版に同梱されている「ハヤテ大反省会」には追加エピソードも収録されているわけですが、
あんまりふれるとネタバレなので多くは言えないですが、
マジかよ!!!!
というのに尽きます。
ぜひ52巻まで読んだ後に、大反省会上下を読んでください。
そして、「まじか」と思ってください。
で、笑って下さい。
原画展の絵も、店舗特典も全て描き終わり、これにて『ハヤテのごとく!』に関連した商業ベースの仕事は全て終了。本当に終わったなぁ...。
— 畑健二郎 (@hatakenjiro) 2017年6月10日
書き下ろし、本編書き下ろし、さらにハヤテ大反省会の収録内容や書き下ろしエピソード
を考えると、連載終了しても畑先生は多忙だったんだなと思います。
畑先生、お疲れ様でした。
次回作、楽しみにしています!
ハヤテのごとく! 第568話「この何よりも広い星空の下で、君に話したいことがあるんだ」
ハヤテの最終話の感想をどうやって書こうか。というのが、読み終えた後の率直な感想でした。
いつものようにやろうかと、昨日2017年4月11日までは思っていたんです。
ただ、ハヤテ読み終えて、それはどうかな?と思ってきた。
ともあれ、いつもの感じの感想記事。
......結局それか。
物語としては前回の話で結末を迎えていたなと思っていたので、
このラスト568話はエピローグだろうと思っていた。
ま、その通りでしたね。
ハヤテの両親は自分たちがしてきたことの罰を受け、
姫神も報われる形であったと思う。
ハヤテの両親については、放っておけばなにかをしでかすだろうし、
それでまたハヤテが不幸を受ける形になっていたと思う。
だから、
ヒスイはよくやってくれたと思う。
あと引用はしてないけど、イクサは記憶がきっと戻ってないだろうけど、
黒須先生がそそのかしたのか知らないけど、父親に対して制裁を加えて、ハヤテを助ける形になった。
姫神は紫子が自分との約束を覚えていてくれただけで充分だったんじゃないかな。
それにしても王玉、王族の力では人を生き返らせることはできなかったのか。
つまり、姫神の願いは元々叶わなかったことになるか。
今回作内じゃ、描かれなかったけど、三千院帝が王族の力を手に入れたかった理由はなんだったんだろう?
個人的予想では、娘である紫子を生き返らせることだと思っていたんですがね。
What A Wonderful World 19
ハヤテのごとく! 第567話「When you wish upon a star」
呼べば来る。
考えてみたらいつでもそうですね。
ナギが「ハヤテーーー」と呼べば、彼はいつでも助けに来る。
それが過去だろうが、未来だろうが、いつだって。
関係ないけど「ハヤテーーー」はいつもCV釘宮理恵さんで再生余裕なので、
声優ってすげぇなと思います。
紫子の願いはきっとそれなのかな。と、昔どこかで思ったような気もするけど、どのタイミングだったのかは記憶していない。
ただ、紫子は何かを願っていて、その願いは自分の娘のために使っただろうと思っていた。
その答えは美琴が
「本当に助けを必要とした時、最も絆の強いその人の名を呼べば、過去も未来も飛び越えて、その人が疾風の如く助けに来てくれますように」
といったセリフでしょう。
このセリフに繋がるのは伊豆下田編122話(コミックス12巻4話)「ほしのこえ」ですね。
ナギが宇宙船で飛び立っていってしまったのを助けた時の紫子登場シーンです。
「呼べば本当にどんな所にでも、来てくれるのね。
あの子はわがままで自分勝手で、そのくせ寂しがり屋で泣き虫だけど
ナギの事、よろしくお願いね」
これが紫子の願いの全てだったんだな。
続きを読む "全てを手放しても想いはその胸に。ハヤテのごとく! 第567話「When you wish upon a star」"
ハヤテのごとく! 第565話「誰かが君を愛してる」を読んで、
西沢さんについて何かを書こうと思い立ってみた。
ハヤテのごとく!も終わりが近いから、
ホントはそれぞれのキャラクターについて書いていきたいけど、
残念ながら文章力と時間が足りない。
さて、西沢歩は、
ハヤテとナギが出会う前から、
ハヤテに好意を寄せていた「普通の女の子」です。
ハヤテのごとく!の物語において、「なにもない」普通のキャラクターです。
お金持ちなわけでもない、生徒会長だったり、頭がよかったり、異能が使えたり、そういうわけじゃない。
普通の家庭で育った女の子です。
普段はヒナギク視点だったり、ハヤテとナギの側でメインストーリーを追いかけているので、
たまに「あ、このキャラクターについて書きたい」となると、結構大変です。
これを書こうと!と思っても、565話強あるのか......と考えて気が重くなりました。
西沢さんってどう位置のキャラクターだろうと考えると、
やっぱり先に書いてるように「普通の女の子」なんですよね。
西沢さんの話はここから始まったわけです。
登場タイミングやハヤテが好きだと言うことが共通してることから
よくヒナギクと一緒に語られることが多いのではないかな。
作内でも西沢さんはヒナギクと友人関係でもあるわけですし。
西沢さんを語る上で外せないのは、やはり下田編ハヤテのごとく!116話コミックス11巻9話「夢の中よりも夢のよう」ですね。
ハヤテのごとく!の各キャラエピソードでいくつか印象的な話はあるのですが、
私にとって西沢さんのエピソードではそれが「夢の中よりも夢のよう」です。
この話は、西沢さんの世界において、一つの大きな区切りになってると思っています。
バックステージでも、
たとえばこの漫画が西沢さんがヒロインの少女漫画なら
もう少しいじってこのまま最終回というのもアリだった
かもしれません。
が、そうではないのでまだ続きます。
当然、西沢さんの物語もまだまだ続きます。
むしろ始まったばかりといってもいいかもしれません。
サンデーまんが家BACKSTAGE|畑 健二郎 Vol.119より
と言われていて、終わりよりは始まりの話です。
ハヤテのごとく!は見開きを多用しない方です、ホントに重要な時に使われているのです。
その辺の話は、先ほどのvol.119のバックステージにあります。
見開き効果、あと手元にはもうないですが、本誌掲載時のこの話のラストがよかったんです。
あれは担当さんが入れてくれた引きの文章が良かったのかな。
コミックス収録版もいいんですけどね。
で、「夢の中より夢のよう」は西沢さんの恋愛について考えの一つに触れることができます。
この話は西沢さんの恋愛について大事だと思わせているのが
ハヤテからのホワイトデーのお返しはいらない。といっているのですけ
お返しはいらないといっていたのは、
告白した後から下田編までの思い出だったり、日々で充分だったのかなと思っています。
この他にも西沢さんの恋愛観に通じるのを作内でも当然いくつか出てます。
誰がハヤテをスキになったって、そのうち私が、口説き落としてみせちゃおっかなって。
だったり、
愛情が深いって事なんじゃないかな?
といったことを言っていて、
誰がハヤテに想いを寄せていても、ハヤテが誰に想いを寄せていたとしても
それはそれでいいんじゃないかな、自分はハヤテが好きなんだという感じですね。
とはいっても、それなりに焦ることがあります。
印象的なのは、同人編のルカに対してでしょうね。
なりふり構わない行動を取ったり、恋葉とのキスを目撃した後の行動は、迷走してましたね。
そういった恋する女の子の一面の一方で、重要な部分でさらりと役割をこなしています。
ミコノス島編では王玉をソニアに奪われたハヤテを落ち着かせてました。
ナギの同人誌の話に繋がるキッカケではナギに「卵を取り出す」という能力があるかもな。と言われていたりする。
全部はピックアップできなかったけど、西沢さんは要所要所で彼女にしかできない役割を果たしているんです。
何か特殊な才能や能力があるキャラクターではなく、普通の女の子であるからこそできる役回りなんだと思います。
目立ったところをピックアップすると、恋愛と何気ない役割というのが彼女の話なんですが、
一番重要なのはいわゆる「日常」編ともいえる、一話完結のエピソードなんだと思ってます。
それはハヤテのごとく!自体が日々の積み重ねを大事にしている作品だからこそというのもあるんですが、
「夢の中より夢のよう」で出てきたように、
西沢さんは、下田編で思い出や日々の出来事が大事なんだろうと感じていました。
だから長編だけでなく、一話完結のエピソードでの西沢さんの出来事も、意味があったとわかります。
そういうことを踏まえると、565話「誰かが君を愛してる」で、
ハヤテから告白されて出会い方さえ間違えなければと思ったときに、
「出会い」を否定し、一年間を否定ししてしまえば、得たものすらも否定してすることになってしまう。
と「夢の中より夢のよう」では持っていた気持ちを西沢さんが思い出したわけですね。
だから一年間これまで歩いてきた日々と、重ねてきた想いが、集約されたからこそ、
それでもこの一年に、間違いなんかなかったよ。というセリフに辿りつけたんじゃないかと思ってます。
西沢さん以外に他のキャラクターでこのセリフが言えるかを考えても、
ヒナギクでも、ナギでも、ルカでも、マリアさんでも、他のキャラクターでも
やっぱりこのセリフはいえない。
西沢さん、あんたすげぇよ。
What A Wonderful World 18
ハヤテのごとく! 第566話「BEYOND THE TIME」
もう二度と出会えないと思っていたマリアさんがそこにいる。
でも、それはナギの作り出した幻。
その幻から感じられる全ては幻。
わかっていても、溢れるものはある。
幻のマリアさんは、ただ都合のいい存在だけじゃない。
ハヤテの言葉を受けて、言葉を返してくれる。
結局、ハヤテはマリアさんと約束していた12月24日に、誕生日プレゼントを渡せていない。
別れもいっていない。
ハヤテはそういった溜め込んだことを吐き出した。
なんでマリアさんがナギのそばを離れたか。
それは母親としての役割を終えたというのもあるし、助けてしまうから。
助けてしまう存在になってしまっては、ナギの成長を妨げてしまうというのもあったんだろう。
What A Wonderful World 17
ハヤテのごとく! 第565話「誰かが君を愛してる」
元々12月24日は王族の庭城は崩壊するという話でした。
作内日付も12月24日。
つまり、王族の庭城の崩壊です。
それがはじまった。
あと30分で崩れてしまう。
けれど、まだまだハヤテは目を醒まさない。
西沢さんのifルート進行中の夢を見ている。
あの日、ナギではなく、西沢さんに出会っていたらどうなっていたのか。
潮見高校のクラスメイトとクリスマスパーティーをやって、
その帰りに西沢さんに告白して、何かが始まっていたのかも知れない。
ハヤテからの告白は、西沢さん自身も待ち望んでいたもの。
彼に想いを伝えて、振り向いてほしくて一年間がんばってきた。
それが、あの日出会っていたら?という、もしもの世界ではこんなにも簡単に手に入る。
ハヤテのごとく!も終わるので、個人的なベストエピソードをいくつか選んでみました。
終わってからやれよというのもあるんですが、こまけぇ話はいいんだよ。
キャラクター補正とかを考えるとヒナギク関係のエピソードばかりになってしまうので、そこのあたりは偏らないようにしてます。
シリアス系は控えめです。
私の嗜好的にシリアス系とか王族の庭城関連大好きなのでそのあたりも控えめにしてます。
ハヤテのごとく!260話(24巻収録第10話) 「ETERNAL WIND」
ミコノス島編クライマックスの一幕。
キングミダスに囚われたアテネを、ハヤテが救い出すという話です。
ハヤテ過去編もそうですが、ミコノス島編になってから、ずっとハヤテが思い悩んでいたアテネの事柄。
幼い頃にケンカ別れになってしまった思い人を助け出す。
もちろん、この「ETERNAL WIND」までの話の流れもあって、この話がいいんです。
アテネはハヤテのことを知らない振りして、自分の気持ちも押し殺していたのに、
キングミダスに囚われハヤテが自分を傷ついて助けにきてくれてる中で、
ハヤテへの想いを馳せているのが印象的です。
このコマがとても好きなんです。
「助けにきたよ、アーたん!」というのが、
王族の庭城でわかれてしまったアテネを十年越しに助けにきた!という意味ともとれて
感動があります。
What A Wonderful World 16
ハヤテのごとく! 第564話「すべては君を愛するために」
ヒナギクが姫神を倒したけど、王玉は簡単には手に入らない。
前回の引きで咲夜が驚いていたのは、王玉が封印処理かな、ガードが掛っている状態にあったから。
保険として施されたそれを破るのは難しく時間が掛る。
その間にヒスイが目覚める。
そこまで言われたら、作戦変更。
先にハヤテを目覚めさせる。
意識に呼びかける装置があるから、それを使えばどうにかできるかもしれない。
けど、ハヤテは目覚めることを強烈に拒否している。