What A Wonderful World 19
ハヤテのごとく! 第567話「When you wish upon a star」
呼べば来る。
考えてみたらいつでもそうですね。
ナギが「ハヤテーーー」と呼べば、彼はいつでも助けに来る。
それが過去だろうが、未来だろうが、いつだって。
関係ないけど「ハヤテーーー」はいつもCV釘宮理恵さんで再生余裕なので、
声優ってすげぇなと思います。
紫子の願いはきっとそれなのかな。と、昔どこかで思ったような気もするけど、どのタイミングだったのかは記憶していない。
ただ、紫子は何かを願っていて、その願いは自分の娘のために使っただろうと思っていた。
その答えは美琴が
「本当に助けを必要とした時、最も絆の強いその人の名を呼べば、過去も未来も飛び越えて、その人が疾風の如く助けに来てくれますように」
といったセリフでしょう。
このセリフに繋がるのは伊豆下田編122話(コミックス12巻4話)「ほしのこえ」ですね。
ナギが宇宙船で飛び立っていってしまったのを助けた時の紫子登場シーンです。
「呼べば本当にどんな所にでも、来てくれるのね。
あの子はわがままで自分勝手で、そのくせ寂しがり屋で泣き虫だけど
ナギの事、よろしくお願いね」
これが紫子の願いの全てだったんだな。
ヒスイからしたら、そうなる。
わかる。
ハッピーエンドで思い出したけど、コミックスのあとがきあたりで、
「ハヤテ(キャラ名)がハッピーエンドを迎えることはないんじゃないかな」みたいなことを言っていたようなことを思い出した。
その時は「なるほど借金が残るのか」というぐらいに思っていたけど、
バックステージを読むと、
でも実を言えば
半分くらいの確率で
ハヤテが本当に死ぬパターンも考えていました。
いや、半分じゃないな。
アテネ編の頃には
その確率はほぼ100%で
周りからハヤテのラストはどうなるんですか?
とか聞かれた時は
『最後ハヤテは死にます』と答えていました。
若木先生とか、田辺イエロウ先生に
その話をしたら当時、軽くひかれましたが(笑)
サンデーまんが家BACKSTAGE|畑 健二郎 Vol.432より
それはひく......。
これがあったりすれば、そりゃあハッピーエンドとなるわけがないかと思いました。
それにしてもヒスイすごいな。
彼女の場合、王玉を持っていたので、ハヤテよりも帰ってきた理屈は簡単です。
ぶち切れ状態のヒスイを止めないといけないけど、
ナギが、ハヤテと二人で話させてくれ、というのを条件でロトの鍵を譲渡した。
三千院の遺産を放棄するのは意外でした。
でも、ヒスイが帰還した以上、それしかないのかもしれない。
ムラサキノヤカタに居住を移したときは、ハヤテとマリアさんがいたのでわりとまだどうにかなるだろうと思っていた。
でも、今回のナギの決断は、自分以外の全部を放棄すること。
マリアさんはいなくなっているし、ハヤテにはクビを宣言した。
この選択ができるだけ、ナギは一年間で成長したんだな。
ナギは、お前と過ごした一年......悪くなかったぞ。といった。
勘違いの一年だったり、
出会い方を間違えた一年だったり、
それぞれあるけど、それでもこの一年は良いものだった。
さて、次回、ついにラストです。
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