よふかしのうた 第50夜「始まりは花だった」
マヒルはキクに想いを伝えたことについて考えていた。
キクは吸血鬼であるんだし、彼女のことを好きだというのは、
つまり、人間をやめて吸血鬼に、眷属になれる覚悟があるかということ。
それは簡単なことじゃない。
そもそも、マヒルとキクの関係の始まりは花だった。
店に花を届けに行き、その時に出会ったキクに花を一輪あげたのがキッカケ。
それから少しずつ話すようになっていった。
マヒルからみると、それは大人の女性の余裕とかそういうものなんだと思う。
でも、やっぱり、キクは吸血鬼だし、前回のラストを考えると、
マヒルへの応答や態度は、彼女が人を騙しているときのものだとおもう。
よふかしのうた 第49夜「私の話、聞いてた?」
先週の終わりは、キクとコウが邂逅したところですね。
キクは、コウが吸血鬼に関わっていることを、
コウは、キクが吸血鬼であることに気が付いた。
コウとしてはキクが吸血鬼であることを友人であるマヒルが知っているかどうかが気になる。
もちろん、マヒルはそんなことをしらない。
知っていたら、鶯餡子に話を聞いたときに、
マヒルはもっと違う行動と言動をしていると思うし。
吸血鬼であることを問い詰めるコウに対して、
キクがとった行動は「まだマヒルくんには言わないで」という懇願。
コウと同じくてっきり「言ったら殺す」的な展開が待っていると思っていた。
キクはマヒルに対して吸血鬼であることを言う気はあるらしいが、
そのタイミングがわからない。
自分でいうから黙っていて欲しい。
よふかしのうた 第48夜「どうして?」
コウとナズナの方が動き出しつつある一方で、
気になるのはマヒル側の話。
マヒルが登場してから何度か匂わせられていた「女」の存在。
そんな存在だった彼女がやっと登場した。
名前は「星見キク」。
マヒルが憧れている女性。
花の配達でお店に来ると話掛けてきてくれ、気が付けば隣に座って話すようになっていた。
そんなキクにコウとケンカしたことを聞いてもらっていた。
キクは聞き上手で、相手が欲しがる言葉を欲しいタイミングでくれる。
今回もマヒルが欲しい言葉をちゃんとくれた。
そうやってキクは相手の心に居座るのかな。
よふかしのうた 第46夜「仲良くヤろうや」
今回は若干時間が巻き戻ってるかな。
コウがハツカと話してる前後で、ナズナがニコたちの元に行ったぐらいのところから。
コウが吸血鬼にならなくても許して欲しいという話をしにきて、
やっぱりニコが許してくれるわけはない。
吸血鬼の存在を広める可能性がある人間は放っておくわけにはいかない。
だから、ニコにとってナズナの提案は「約束」と違う。
ナズナは自分を殺してそれで済むならそれでいい。
けど、吸血鬼同士での殺しは基本なしというのがルールらしい。
吸血鬼を殺すというは簡単にはいかないだろうしね。
とはいえ、鶯餡子が使った方法だけみると、多少簡単にも見えるけど、
吸血鬼同士でのバトルで、相手を殺すとなるとすごく大変そう。
それを考えたら、コウを殺した方がとても簡単。
ただそれをしたら、ナズナがニコを殺す。
で、ニコの提案は「恋バナ」。
よふかしのうた 第45夜「恋バナしようや」
前回のラストでは、ナズナがニコのところにいったところで、
ニコぶち切れって言う感じでしたね。
怒ると「恋バナしようや」というの感じなんだね。
ナズナがニコのところに言った目的はコウの身を守るため。
コウがもしも吸血鬼にならなくても許してやって欲しいと話に行った。
コウ自身が吸血鬼になるかどうか揺れているのだから、
もしも吸血鬼になることを選ばなかった場合、彼の身は守ろうという
ナズナの判断だな。
吸血鬼にならなかった人間を殺すというのは吸血鬼のルールではなくて、
ナズナやニコたちにとってのケジメのようなもの。
だから、厳格なルールに則って、コウが殺されるというよりも、
ケジメのために殺される可能性があるという状態。
コウの事を見逃してほしいといったナズナの身も危ない。
よふかしのうた 第44夜「あるものが有ること」
前回、餡子が警察に本当に通報したのかどうかはともかく、
コウがこれまで満喫していた「楽しい夜」というのは崩れることになり、
公園に逃げ込んだところでハツカに声を掛けられた。
そのままハツカの家へ。
ハツカの家にいくと、男女がハツカを熱烈歓迎。
熱烈すぎて引くわ......。
ただハツカの家にいるんだし、眷属または眷属候補だろうな。
よふかしのうた 第43夜「俺はあんたの考えを肯定できない」
自分が本当に吸血鬼になりたいのかわからなくなったコウは、
吸血鬼について知る必要が出た。
じゃあ、誰に聞くか。
吸血鬼か?
いや、吸血鬼に詳しい人間、つまり鶯餡子。
餡子を呼び出したけど、当の餡子は自分がナンパされると思っていた節がある。
でも、餡子はつかみどころがないから冗談なのか本気なのかわからない。
コウの最初の質問は自分のことをどこまで知っているのか。
どうして「吸血鬼になりたい」というのがバレたのかが気になっていたんだろう。
それ自体は簡単推理。
餡子は吸血鬼について調べていて、最近1人の人間が吸血鬼と仲良くやっていると聞いた。
そんな時にコウにあって、首筋に噛まれた後があるのに吸血鬼化していない。
吸血鬼化してないのに何度も血を吸わせているから
「吸血鬼になりたい」という願望があるというのが、餡子の推理。
でも、彼女にとってその推理が間違っても特に問題無い。
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よふかしのうた 第42夜「今日ウチ親いないんだよね」
普段、血を吸うなら、ナズナの部屋だったり、外だったりするんだけど、
今回はナズナがコウの家にやってきた。
ただの好奇心だよな。
コウが自宅の様子を確認してナズナを呼び込むが入ってこない。
一応吸血鬼の伝説上「人の家には招かれないと入れない」というのがあるので、
それか!と思ったけど、そんなことはなかった。
あくまで伝説は伝説で、実際は普通に入れる。
年頃の男の子の部屋に入ったら、まずすることはエキサイト本探し。
やめてあげて!
なお、隠したとかではなく、本当にコウはそういったエキサイト本は持っていないらしい。
あとご両親がいないのは、母親は仕事で不在、父親は離婚していていないという事情らしい。
つまり、「今日、ウチ、親いないんだよね」の状況だ!
コウは自分の部屋にナズナがいる状況が落ち着かない。
まあ、普段いない人が自分のテリトリーにいるんだから、ソワソワするわな。
別にナズナはエキサイト本を探しにきたわけではない。
彼の悩みについて話にきた。
よふかしのうた 第41夜「大人になったら」
前回のラストにマヒルがコウに電話を掛けてきた。
声のトーンからも深刻さがあったけど、
合流してみたら花束を自転車のカゴ入れるし、マヒルは満面の笑みだった。
なんで花束を?と思ったら、マヒルの家は花屋らしく、夜のお店に花を配達しているらしい。
で、夜の店の女性となると、露出も多目なので、コウの視線はわかりやすいところに行ってしまう。
中学生だしね! 男の子だしね! 仕方ないね!