吸血鬼の殺し方。よふかしのうた 第55夜「ほんとうにそれなんだ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 吸血鬼の殺し方。よふかしのうた 第55夜「ほんとうにそれなんだ」

よふかしのうた 第55夜「ほんとうにそれなんだ」

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鶯餡子の登場で、コウやハツカ、あっくんは警戒心マックスですね。

なにせ、餡子は吸血鬼を殺す探偵なんだから。
わざわざハツカたちに会いに来たのは、吸血鬼を殺しにきたから。
でも、ハツカには、今回用はない。

あっくんを殺して、マヒルに用がある。

餡子があっくんに取った行動は、メガネを外して、メガネを掛ける。

それだけ。
ただし、それだけであっくんの様子がおかしくなる。

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メガネを掛けられて動揺するあっくんを餡子が滅多刺し。
彼のピンチに駆け付けたのはセリ。
さらにハツカも加勢して、どうにかこうにか。

ちょっと驚いたのは、餡子のナイフがハツカの手のひらをすり抜けたこと。
吸血鬼の能力の一つなんだろうけど、
空を飛んだりする以外にそういうことができるのか。

ハツカは今回の餡子の行動で吸血鬼の殺し方を確信した。
吸血鬼の殺し方は、人間だった時の私物が弱点になる。
確かに餡子が以前に殺した吸血鬼には、指輪を渡していた。
そして今回は、あっくんのメガネ。
どういう作用によるものかわからないけど、
人間だった頃に思い入れがあるものによって、殺すことができる。

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鶯餡子には星見キクとの因縁があるんだろう。

それは今回の話の、冒頭にあった鶯餡子の昔の記憶に関係するのかな。
おそらく自分の近しい男性がセリの眷属になったんだろう。
その眷属になった男性を、餡子自身の手で殺した。
その時、偶然かもしれないが、吸血鬼の殺し方を知ったんだろう。

もしかしたら、セリは餡子によって殺されるのかもしれない。
そうなることで、マヒルが眷属になることが阻止されるとか?
まだセリことがわからないので、もう少し時間がかかるかな。

セリを殺すとしても、あっくんのように最近吸血鬼になったわけじゃなかったら、
彼女が人間だった頃に思い入れが強い私物を用意することは難しいのでは?
吸血鬼になってからの時間が長く経ってるほど、入手むずいよな......。


よふかしのうた (4) (日本語) コミック 2020/8/18