よふかしのうた 第160夜「あたしもあいつの友達だから」
コウは、マヒルが待っている場所へ、アザミに連れてきてもらった。
そこにはアキラの姿もあった。
しかもコウが買った木刀を持って......そういうところは細かいのね。
コウとマヒルを仲直りさせる、それがアキラをここまで来させた。
マヒルの方はナズナとまだお話中。
ハロウィンの一件のことを聞いてたのかな。
ナズナはマヒルから絶交と言われて、泣いていたコウをみて
二人のことをどうにかしてやりたいと思っていた。
その動機は「友達だから」。
でも、マヒルには別の関係値に見えたのかな。
よふかしのうた 第159夜「ノロケ話」
マヒルは星見キクの願いを叶えることにした。
自分が好きな人に出来るのはそれくらいだから。
星見キクが言っていることをどうして信じられるのか?
好きだから。
もしも騙されているとしても、それでもいい。
星見キクが今のマヒルにとって全て。
それだけ好きだけど殺す。
好きだから。
歪んでるというか、行き着いた先なんだよな。
中学生が辿りついていい答えじゃないと思う。
よふかしのうた 第158夜「最後に」
マヒルがキクに「殺してほしい」と言われたのはハロウィンの夜。
ハロウィンといえば、よふかしのうたのとしては大きなポイントですね。
目代さんとナズナのバトルがあったり、目代さんの過去がわかったりと、
節目になるタイミングです。
あの時は星見キクが出てこなかったけど、
裏ではマヒルに「殺してほしい」なんて言っていたのか。
よふかしのうた 第157夜「ハーデンベルギア」
マヒルの恋バナですよ。
果たして、ナズナさんは耐えられるのか?
マヒルとキクの出会いは、マヒルが家の配達を手伝っていたときのこと。
このあたりは初期の頃に軽く触れられていた話ですね。
ただ、マヒルは家の手伝いを好んでやっていたわけじゃない。
両親と上手くいってないからイヤイヤ手伝っていた。
そんなイヤイヤな手伝いで出会ったのが星見キク。
初対面で彼女に見とれていた。
それが始まり。
マヒルがキクに差し出した花は「ハーデンベルギア」。
花言葉は「運命的な出会い」。
まさにこの二人の出会いは、運命的ですね。
よふかしのうた 第156夜「さようなら」
目代さんが星見キクに質問したのは、
「どうして私の父じゃ駄目だったんだ......?」
吸血鬼が人間に戻るには、人間に恋をして血を吸うこと。
じゃあ、どうして目代さんの父の血を吸って、人間に戻らなかったのか。
星見キクは、何の確証もなく手を出して血を吸った。
それが目代さんには許せなかった。
そりゃあ、自分の父親に遊び半分の女が手を出してきて、
家庭崩壊したようなもんだから、娘が相手の女にも怒りを覚えるわ。
よふかしのうた 第155夜「復讐なんてどうでもいいよ」
星見キクは同時期に複数の眷属を増やさない。
また、基本的に眷属にした人間のことは覚えてないけど、
印象深い人だけは覚えている。
以前、目代さんが殺した吸血鬼「加納ミチヒサ」。
彼は10年前に星見キクに眷属にされた。
でも、10年前、星見キクが眷属にした人間がもう一人いる。
それが目代さんの父親。
さすがにキクも「目代」の苗字を聞いて、
目代さんに興味を持ったようだった。
よふかしのうた 第154夜「お前とキクのこと」
コウくんはアザミのバイクに乗って、マヒルがいる場所へ。
それを星見キクが許してくれるわけがないんだけど、
そこはハルとススキの二人が阻んでくれた。
さすがに星見キクでも吸血鬼二人相手は簡単じゃないだろうしね。
星見キクを見つけて、話が出来る状況。
これを待っていた人物がいる。
それは目代さん。
彼女は、家族を壊した原因である、星見キクと会うことを待っていた。
キクは特に抵抗することなく、目代さんと会話することに応じた。
一体目代さんはキクに、何を、どう話すんだろうか。
あと目代さんが気が付いたけど、キクの傷の治りが遅い。
というのは、どういうことなんだろう。
水に落ちたからってわけじゃなくて、キクがマヒルに恋をしたことで、
吸血鬼から人間になろうとしていて、治癒力が落ちてる?
よふかしのうた 第153夜「乗れ」
コウは気持ちが焦ってるからか、自分が持っている情報をいろいろと口にしてる。
それは危ないよなー。
キクが知られたくないことや知らない情報を与えることになるわけだし。
それにピアッサーを全部捨ててるのはさすがにやりすぎだと思う。
これまでの経緯を考えたら、そう簡単にキクを信じてはいけないし、
信用してもらおうとしちゃいけない。
よふかしのうた 第152夜「どっちもだろ」
泣き崩れてる星見キクを見て、コウも戸惑っている。
何が起きてるか理解できないよね。
星見キクが考える恋愛は究極の愛。
それを伝える方法が「自己犠牲」。
相手のためにどれだけのものを捨てられるか。
それが愛だと考えている。
キクにとって「自己犠牲」が愛の表現だから、それをマヒルにさせたんだな。
マヒルにいろいろなものを捨てさせてきたのか。
全てを捨ててくれたと思っていたのに、マヒルがスマホを捨ててなかった。
それは友達を捨てられなかったことだ。
よふかしのうた 第151夜「恋」
星見キクは浮かれていた。
とても浮かれていた。
上機嫌です。
世界の全てが華やいで見えます。
だって、恋をしてるから。
恋を忘れている久しい。
だから、実質、初恋。
そんな恋をしているキクが、
マヒルが破棄したはずのスマホ見つけたから絶望よ。
吸血鬼になったときに弱点になりえるものは、
全部破棄したと言っていたのに、それが嘘だった。
ウソを吐かれたわけだからね。