よふかしのうた 第70夜「お話いい?」
先週は定時制の学校に忍び込んで、先生やってるニコを見つけた。
ナズナの自分探しをやってる理由をニコに説明したけど、
ニコもさすがに、ナズナが生まれつきの吸血鬼、人間と吸血鬼の間に出来た子供ということには驚いてる。
そう聞いて、ニコがこれまで抱いていてた違和感に納得する。
というけど、ニコが思い出したのは、カブラとナズナのやり取り。
......それは違和感なのかな?
人間から吸血鬼になったら、もう少し知能レベルは高いか。
だから、ナズナとカブラのやり取りが、幼すぎることが違和感だったのかな。
よふかしのうた 第69夜「自分探しにはもってこいだ」
ナズナの過去を調べて、弱点になる「人間の時に思い入れの強いもの」を探す必要がなくなった。
そもそも生まれついての吸血鬼なのだから、それに該当するものがないのだから。
一方で、鶯餡子がいってた「吸血鬼を殺す方法は一つじゃない」が気になる。
それはそれとしても、コウはナズナのことをもっと知りたいと考えている。
つまりこれまでの「過去探し」から「(ナズナの)自分探し」に変わった。
自分探しについて、ナズナは疑問があった。
一体何を見つけたらゴールなのか。
自分探しはしたことないけど、
ああいうのは普段とは違う環境、または文化に触れることで、
自分がやりたいことを見つけたり、元いた場所に戻って当たり前だと思っていた事が
大事だと気が付いたりするものなのじゃないかな。
コウくんは
自分探しと旅は似ていて、
旅でいろいろな経験をして、
「やっぱり家が落ち着くなー」って言えるのがすごいこと。
そう考えると、自分探しは手段が目的なところがあるんじゃない?
という考え。
よふかしのうた 第68夜「あの光一つ一つ」
カブラが務めている病院を探偵鶯餡子が訪れたけど、
本田カブラの私物は既に処分済み。
これは前の話でもあった。
気になるのは、「吸血鬼を殺す方法は一つじゃない」といってること。
これまでは吸血鬼が人間だった頃の思い入れが強いものが弱点になり、
それで吸血鬼を殺せた。
鶯餡子はその方法以外も知っている。
そうなると誰かが、その別の方法で殺されることになるんじゃないかな。
もしくは死なないまでも窮地に陥るんじゃないかな。
よふかしのうた 第67夜「クオリティーを聞いてるんじゃねぇよ!」
前回までのあらすじ。
ミドリの私物はエルジーくんが回収してるから、
エルジーくんの弱点(私物)を探せ!
エルジーくんは自分の弱点を知ってるのに教えてくれない。
だからどうにかして聞き出そうとしている。
出てきた話が「三郎系ラーメン」を食べてること。
吸血鬼にしてはエルジーくんは太ってるらしい。
なんだてっきりその状態で眷属になったから維持されてるのかと思っていたよ。
本来吸血鬼は血以外を摂取する必要はない、なんなら食べたいとも思わないらしい。
なのに、エルジーくんは三郎系ラーメンを食べている。
なんで食べてるか。
それはただの習慣。
人間だった頃に、三郎系ラーメンを食べてたときの名残なんだろう。
食べる必要がなくても、習慣として三郎系ラーメンを食べている。
結果、エルジーくんは吸血鬼にしては太っている。
いや、その話はよくて、弱点はどこにいったよ。
よふかしのうた 第66夜「教えまてん!!」
コハコベミドリは過去に興味がない。
でも、「過去」は存在する。
だから、ミドリにとって過去と向き合うのはめんどくさい。
舞台は秋葉原へ。
秋葉原といえば、オタクの街のイメージがあるけど、
そこまでオタクっぽい人って逆に少ない。
作品内でも言われているけど、秋葉原が一般化しすぎたのかもしれない。
昔はそれこそ「オタク」がいる街だったけど、オタクの定義というかそういうものが
広がったおかげで、想像するような「オタク」は少なくなってるのかもしれない。
ミドリの眷属が秋葉原にいる。
よふかしのうた 第65夜「妙に情熱的」
「よふかしのうた」において、吸血鬼は人間がなる。
真祖がいるのかはわからないけど、今のところ吸血鬼はその個体を増やすのに、
人間に吸血鬼への恋をさせて血を吸うことが必要だ。
つまり、吸血鬼は「恋」を知っている。
でも、前回明らかになったナズナの素性、生まれついての吸血鬼ということは、
まだ彼女は恋を知らない。
そりゃあ、だから、色恋沙汰に対してすごく苦手意識があるのかという納得感もある。
コウからしたらナズナが恋を知らないことが嬉しかった。
ナズナにはそれを隠しているつもりだったけど、バレバレだった。
ナズナ言わせたら、男はバカ。
「自分以外の誰かに染まったことのない潔白さ」を
女に求めている。
まあ、男にとって大なり小なり、そういう部分も出てくるんだろうね。
よふかしのうた 第64夜「あなたと過ごした数年間」
七草ナズナは、生まれついての吸血鬼。
誰かの眷属だったわけではない。
コウが気にしていたように、昔誰かに好意を抱いて眷属になったわけではない。
ただ疑問はナズナが昔の事を覚えてないのはなぜか?
それに対するカブラの答えは「幼い頃の記憶を思い出せるか?」というもの。
カブラが、ナズナを初めてみたときから、今の姿だった。
産まれてから数年しか経っていないのにだ。
このカブラの答えで、
ハルがカブラにナズナの面倒を見るようにお願いしたのが、
どのぐらい時間が経ったのか不明だったけど、
それほど時間が経っていなかったのがわかった。
あとナズナが持っていた病院の診察券は、
カブラがナズナに病院で吸血鬼用の血を与えていた時に、
気まぐれで作ったもの。
よふかしのうた 第63夜「カブラちゃんへ?」
結局、七草ハルとはなにものだったのか。
ナズナとの共通点が多くても、ナズナはハルに面識がない。
それについて、カブラが話始めた。
吸血鬼になったカブラは、ハルと毎晩遊びに出かけていた。
仕事も結局、病院で働くことにした。
院長が吸血鬼らしく、新米吸血鬼のために食事(輸血パック)を用意してくれるらしい。
確かに人間から血を吸うという行為自体に抵抗がある人もいるだろうから、
輸血パックで食事を取れるのは敷居が下がるか。
また病院ということで血を入手するのも簡単であるか。
よふかしのうた 第62夜「走れるようになりたいかい?」
「どうなりたい?」「何になりたい?」
それを聞かれて即答できるかどうかって実は難しいんじゃないかな。
夢があってそれに向かっている人なら即答できるだろうけど、
そうじゃない人にはそれは即答できない質問だよな。
ただ、その質問は答えを考えるキッカケになると思う。
答えを考えてもすぐには出てこない。
けれど、その答えはきっとカブラの中にあるもの。
ハルさんがいうように、思ったことを口に出す、言わないと伝わらない。
そうやって自分がどうしたいかを口に出してみるとなにか答えは見つかるかもしれない。
よふかしのうた 第61夜「君はどうなりたい?」
前回はカブラの血を飲んだ。
それによって、カブラの過去を覗くことになったというところですね。
人間だったカブラはどうやら入退院を繰り返している。
なので、当然、身体は強くない。
退院としても、短期退院。
調子が良いときの気分転換ぐらいのものなんだろう。
今回の退院のタイミングでは、久しぶりに友達と会うことになった。
カブラの年齢的には大学生ぐらい。
今回会う友達は高校からの付き合いの子たち。
病院生活が長いカブラにとって、自分が友達だと思っている人たちが、
知らないところでコミュニティを広げているのは疎外感を受ける。
久しぶりに会うのに、知らない人がいる。
それはちょっと嫌なもんだね。
カブラの友達がどう考えているかはあるけど、
彼女たちからすればカブラと会うことはメインではなく、
大学生活の交友関係を重要視したいだけなんだろう。