よふかしのうた 最終夜「それから」

今回で四年半連載が続いた、よふかしのうた完結だ。

コウの元を去ったナズナは気分で行き先を決めてという感じで各地を転々としていた。
その中でススキと再会したり、人間に恋をしている吸血鬼に出会った。

人間に恋している吸血鬼は、想い人から離れて生活していた。
吸血鬼は相手に会いたいけど、人間側はどうなんだろう？という疑問があった。

50年経っても若いままだから、それをどう思うかだよなー。
吸血鬼に理解があっても、
やっぱり年老いていく自分と変わらない相手は難しいよな。

ナズナが考える、吸血鬼にとっての恋。

それは呪い。

吸血鬼が人間に恋をするのが間違い。
だって、恋した相手の血を吸ったら死ぬんだし。

してはいけない恋をした罰。
その恋を忘れられない呪い。

ナズナが出会った吸血鬼は50年経っても想いが変わらずにいた。
その先ももしかしたら忘れずにいるのかしれない。
相手が亡くなった後もそうかもしれない。

そんな考えたら呪いか。

ナズナがあちこち行って、気が付いたら三年が経っていた。
このままコウと再会しないのかと思ったら、ひょっこりコウが現れた。

めっちゃ捜して、ナズナのところに来た。
......どんだけ捜したんだろう......。
人ひとりを探し当てるなんて大変だろう。

久しぶりの再会、目の前に好きな相手がいる。
吸血衝動を抑えられずに吸おうとしたら、コウに関節技キメられた。

半吸血鬼化はまだ続いている。
てっきり一年で消えるんだと思ってたけど、変わらずなんだ。

今回、コウがナズナを捜したように、
またナズナがいなくなったら、コウも捜しに行く。

そんな追いかけっこをくりかえすかもしれない。

この先、コウとナズナはどうなるか、わからないけど、
二人の形で関係は続くんだろうな。

何らか、コウとナズナの関係を白黒つけるのかと思ってたけど、こういう形か。

それにしても四年半！
ついに終わった！　お疲れさま！　コトヤマ先生！！