大好きだから。よふかしのうた 第159夜「ノロケ話」 このエントリーをはてなブックマークに追加 大好きだから。よふかしのうた 第159夜「ノロケ話」

よふかしのうた 第159夜「ノロケ話」

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マヒルは星見キクの願いを叶えることにした。
自分が好きな人に出来るのはそれくらいだから。

星見キクが言っていることをどうして信じられるのか?
好きだから。

もしも騙されているとしても、それでもいい。
星見キクが今のマヒルにとって全て。

それだけ好きだけど殺す。
好きだから。

歪んでるというか、行き着いた先なんだよな。
中学生が辿りついていい答えじゃないと思う。

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マヒルはコウのことを気にしていた。
ナズナに「どんな感じですか?」と尋ねた。

ナズナの答えは決まっていて、
「お前に嫌われたって死ぬほど落ち込んでたよ」

マヒルとのケンカがあって今の状況なわけだしね。
ケンカのことについて、マヒルも謝らなきゃとは思っている。
それが出来るかどうかだよなー。

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星見キクはマヒルが待っている場所に向かって歩いていた。
どうやって行こうかと考えてたら、長距離トラックの運転手が気に掛けてくれた。

トラックに乗せてもらったキクは運転手からの要求でノロケ話をすることになった。
長生きしているキクでもノロケ話は初めてらしい。

一方でコウはアザミのバイクに乗せてもらって、マヒルが待っている岬に辿りついた。

マヒル、コウ、ナズナ、キク。
それぞれが集まってきた。

そろそろこの修学旅行編というか、マヒルとキクの物語も結末を迎えるかな?


よふかしのうた(14): 少年サンデーコミックス コミック 2022/12/16