明けない夜はない。 よふかしのうた 第198夜「冬は夜が長い」 このエントリーをはてなブックマークに追加 明けない夜はない。 よふかしのうた 第198夜「冬は夜が長い」

よふかしのうた 第198夜「冬は夜が長い」

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最後の夜が更けていく。
コウが別れの挨拶を考えてるけど、何も浮かばない。
そんなコウの心中を見透かしたかのように、
ナズナが「冬は夜が長いんだ」と口を開いた。

夜が長い冬は、吸血鬼にとって過ごしやすい季節。
でも、どれだけ長い夜でも、朝は来る。

それは今の別れを惜しむ時間のことのようで、
或いは再会までの長い時間を指しているようでもあるな。

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始発電車が来たらそこでお別れ。
結局、コウが別れの挨拶を決められないまま、電車が来てしまった。
本当はナズナが始発電車に乗り込んで、コウが駅のホームに残って、さようなら。
でも、そんな風にできないから、ナズナがコウの手を引いて、電車の中へ。

別れのキスをして、ナズナは去った。

なにか湿っぽい別れの挨拶をコウが口にするよりは、
二人らしい別れの場面だ。

今回のお話でも「いい最終回だった」と言ってもいいんじゃないかと思ってるけど、
あと2話、よふかしのうたは続く。
ラストはナズナと再会する気がするけど、次週だよなー。
でも、ナズナのいない日々を描いて、引きでナズナの姿があるとかなのかな。


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