親と子以前に友達だから。よふかしのうた 第194夜「昼夜逆転」 このエントリーをはてなブックマークに追加 親と子以前に友達だから。よふかしのうた 第194夜「昼夜逆転」

よふかしのうた 第194夜「昼夜逆転」

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お別れの会から数日が経った。
たくさんの人たちが町を離れた。
コウはナズナとお別れの会から会っていない。
というか、会えない。

吸血衝動を抑えているナズナのそばにコウがいたら
血を吸いたくなるよな。

でも、そうやって、ナズナといつまでも会わないでいるというわけにもいかないよな。

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セリとがっつり絡むのは久しぶりでは?
たまに出てくることあっても、絡みは薄い気がする。
流れるようにカラオケへ。

セリはいるけど、あっくんの姿がない。
それはあっくんが「セリの眷属だから」。

眷属(子)はいずれ吸血鬼(親)から離れる。

これまでも吸血鬼と眷属の関係は「親子」と言われていたけど、
文字通りその関係になるんだ。

たぶん眷属になったばかりの頃は親の吸血鬼がいろいろと教えて、
もう大丈夫となったら、眷属は親離れするのか。

そういう親離れは寂しいだろうけど、
セリにとってあっくんは親子よりも友達。
だから、時間が経って再開しても友達でいられる。
彼女はその関係を大事に思ってる。


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ナズナは「夜」に寝ている。
吸血鬼にとっての昼夜逆転。
その理由は活動時間を短くして、血を飲まなくするためだろう。
そしてなによりも、人の血は夜が一番美味しいから。

今回は吸血鬼と眷属の関係を知った。
セリがその関係よりも、
あっくんと「友達」であることを重要視してるのはよかった。

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