狂気に駆られたサーヴァント、キャスターことジル・ド・レェの暴走により、聖杯戦争の展開は思わぬ方向へと転がり始める。刻々と移り変わる戦況の中で、いよいよ交錯し、入り乱れる群像劇――マスターとすれ違い続けるディルムッド。ライダーの強さを前にして、自らの戦いの意義に悩み始めるウェイバーと、いよいよ遠坂時臣への憎悪に身を焦がす間桐雁夜。そして衛宮切嗣の策謀が非道を極めるのを目の当たりにしたセイバーは、ついに騎士王たる誇りの限界に達する。
一方その頃、己が魂の在り方について葛藤し続ける言峰綺礼は、次第に恩師、時臣の方針から脱線しはじめる。そんな若き神父の苦悩を諫言で玩弄する英雄王ギルガメッシュ。次なる時代を運命づける陰謀の萌芽は、刻一刻と成長を遂げていく……。
風雲急を告げる展開の中、いよいよ佳境を迎える『Fate/stay night外伝』第三巻。一人また一人と力尽きていく乱戦の中、最後の戦いへと駒を進めるのは、果たして――!?
Fate/Zeroの公式ページより引用
士郎の屋敷
Fate/staynightの士郎の屋敷が出てきた。
なるほど、第三次聖杯戦争中に衛宮切嗣が用意した場所なのか。
また、アイリスが徐々に「聖杯」としての機能を取り戻しつつある。
士郎の屋敷まで行くときに、セイバーが車を運転している描写があったが、想像してみるとそれはそれで愉快だ。
ライダーとウェイバー
やっぱり、この二人がいい。
セイバーとアイリスを抜けば、かなりこの二人の組み合わせは好きだな。
ライダーの強さを見せつけられたウェイバーが己の戦いの意味、意義を見いだそうとしている様。
ライダーの征服王としての考え方をウェイバーはどう感じているのだろう。
あと、ライダーが言っていた「手に入れた不老不死をあっさりと手放した馬鹿者」が誰だか気になる。
セイバー・ライダー・ランサーVSキャスター
未音川に姿を現した海魔。それはキャスターが呼び出したもの。キャスターはその海魔の中へ。
海魔を倒すためにセイバー・ライダー・ランサーが共闘する。
スケールが違いすぎて、攻撃したところからすぐに再生されてしまう。
だけど、勝利する方法がある。
「約束された勝利の剣」を使うこと。
ランサーの宝具によって封じられている手段だが、「約束された勝利の剣」が対城宝具であると知るとランサーが自身の宝具を破壊した。そこに彼の騎士道に対するものを感じた。
もちろん、宝具の呪縛がなくなったセイバーは「約束された勝利の剣」で海魔を、キャスターを倒す。
アーチャーとバーサーカー
海魔との戦いを上空から見ていたアーチャー。
F15を宝具にして扱うバーサーカー。
二人の上空でのバトルはなかなかだが、バーサーカーのセイバーへの怒り。セイバーの関係者だとすると、正体もなんとなくわかってきそうだけど、そうじゃないとするとまた難しい。
混乱に乗じて動く衛宮切嗣
海魔の混乱の中、衛宮切嗣はキャスターのマスターを射殺し、ランサーのマスターであるフラウの右腕を切断して令呪を奪う。
そうやって一人一人と、衛宮切嗣はマスターを排除していく。
ケイネス
キャスター討伐は、ランサーの働きがあったからこそだと教会でいって令呪を一つ手に入れたことでマスターの権利が復帰。
ランサーVSセイバー
誇りと誇りがぶつかる戦い。
だが、結末の迎え方は誇りとはほど遠いものだった。
ケイネスに対して、条件を衛宮切嗣が突きつけ、結果としてランサーを排除。
死に際のランサーの言葉が、彼から発せられたとは思えない恨みが籠もった言葉だった。
更には、ケイネス、フラウまでもを排除する。
さすがにそのやり方にセイバーも怒りを露わにしていた。
ランサーとセイバーの戦いは、真っ向から戦って騎士としての決着を私も期待していたが、そうもいかなかったか。
ギルガメッシュと言峰綺礼
ギルガメッシュの言動がどうにも、言峰綺礼という人物の心の奥底にある何かを見透かしているかのようだった。
聖杯も言峰綺礼をマスターにしたいらしく、未使用で聖杯に回収された令呪を言峰綺礼に返している。
言峰綺礼も最後の最後で、時臣を裏切るような発言や行動を起こして、ギルガメッシュとの契約への準備を進めているような
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ふとした事からマトバを意識し始めたティラナ。自分の気持ちをセシルに指摘
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端的に言えば、吸血鬼との戦い。
前回登場した人物も出てきているから、今この吸血鬼もストーリーに絡んでるくるんだろうな。
Need for Speed--10万ドルの恋人--
エロ本窃盗団の押収品を見たティアラの反応が凄かった。
なんというか、セマーニ人からしたら衝撃なんだろうな。
なにせ、その手のものが絵画などしかなかったのに、それ以上のものが入ってくるのだから。
あとは、マトバが可哀想だったな。
ひたすら、車が……。
次回にも期待したい。
やっぱり、賀東さん面白い(FC2 Blog Ranking)
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超空間ゲート「ミラージュ・ゲート」によって、幻想世界レト・セマーニとつながった都市、サンテレサ市。そこでは新たな文明、新たな文化と共に持ち込まれた新たな犯罪と戦う刑事たちがいた―。同僚を殺されるきっかけとなった「妖精」を追う敏腕刑事のケイ・マトバは、同じく妖精を追ってやってきた異世界の騎士との合同捜査を命じられるが、やって来たのはうら若い少女騎士!習慣の違いから対立する二人の捜査官は真相へとたどり着けるのか?!ファンタジックポリスアクション、ここに開演。
購入してから、読み始めるまでに異様に時間が掛かってしまった。
内容としては、作者も言っているが海外の刑事物を彷彿とさせるものだ。
セマーニ人のティアラと、マトバとのやり取りはなかなか楽しい物があった。
作者があの賀東招二さんなので、アクションシーンは文句なしに素敵だったし、様々なキャラクターも個性的だった。
また、異世界が存在し行き来できることがもたらした社会的なことなどもしっかりしていてそう言った部分でも面白みが非常に感じられた。
今回はティアラとマトバが事件を通して、コンビを成立させるまでの内容となっている。
セマーニ人と地球人のお互いの常識と、知識を補いながらの展開がよかった。
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Fate/Zeroの公式ページ
ついに冬木市を舞台に開始された四度目の聖杯戦争。悲願を胸に召喚に応じたセイバーこと騎士王アルトリアではあったが、その誇りの在処を巡って、マスターである衛宮切嗣との軋轢は次第に深刻さを増していく。
そして葛藤するセイバーの前に、次々と立ちふさがる強敵たち。呪いの槍を繰るランサーだけでなく、妄執に取り憑かれたキャスターにまで標的とされた彼女は、休む暇もなく熾烈な戦いを強いられる。
さらに、王たる誇りを掲げる彼女を格別に意識して挑みかかってくる二人の英霊――ライダーこと征服王イスカンダルと、アーチャーこと英雄王ギルガメッシュ。
互いに三者三様の王道を競い合うべく、イスカンダルが提示した異例の『闘争』の形とは……!?
激突がさらなる激突を招き、錯綜する因縁にますます加熱するバトルロイヤル。七組の魔術師と英霊が激突し火花を散らす『Fate/stay night外伝』第二巻。
Fate/Zeroの2巻。
口絵の凛と桜がいい。
内容はというと、キャスターが主なものだったかな。
青髭と聖処女といえば、出てくるのはやはり「アイツ」しかいないわけで。
真名も口絵でわかります。
元々、なかばイレギュラーなマスターとサーヴァントだと思っていますが。
キャスターの聖処女――セイバーへの執着は異常なものがある。
聖処女を求めていたキャスターからすれば、もうすでに聖杯を手に入れたも同然なのはわかっているが……。
キャスターとそのマスターに対して討伐が下されるとは思わなかった。
しかも、報酬が令呪とは。
こぞって、キャスターを捜すわな。
令呪が聖杯戦争において、どれだけの価値があるかはわかっているんだし。
切嗣対ケイネスは、ケイネスの月霊髄液のオートガードがなかなか面白かった。けど、切嗣の魔術の『固有時制御』は早い話がヘイストやスロウなんだろうな。魔術師として戦うケイネスを見ていると、切嗣が魔術師らしくない戦いをしているのがわかる。
ランサー・セイバーVSキャスター。
何よりも、ランサーの騎士らしさがすごくいい。
Fate/stay nightのランサーのいい騎士だったが。
キャスターの宝具から無尽蔵に生み出される異形との戦いを考えるとホントにさっさと『約束された勝利の剣』を使えれば終わっていただろうに。
左手を『必滅の黄薔薇』で傷つけておくことで、パワーバランスを取ろうとしてるんだろうけど。それを考えると、ランサーがやられるまでは『約束された勝利の剣』は使わないのかな。
ランサー。
彼は彼で、主に仕えて戦うことが望みだから聖杯を何かに使う気はないみたいだけど。ソラウに対して、魔貌が効いてるみたいだからなー。なかなか悲劇的なことになりそうな予感もある。
けど、やはり、ランサーにはセイバーと騎士らしく誇りを掛けて戦って欲しい。……果たしてそうなるか……。
ライダーとウェイバー。
やはり、この二人は良い関係だ。
なんだかんだで、ライダーはウェイバーを認めているし。
ウェイバーも少しずつだけど、ライダーを良しとしようとしている。
そんな彼らの関係は好きだな。
聖杯戦争の行く末として、必然的にその絆は断たれてしまうけど。
Fate/Zeroにおいては、ライダーとウェイバーがお気に入り。
ライダー、アーチャー、セイバー
三人の王が一堂に会して酒を飲み比べている様は、面白いけど圧巻だ。
そこに現れたアサシンが無様だったが。
ライダーの最終宝具は反則だな。
あれを打ち破るには、アーチャーしかいないか。
一体一体が独立したサーヴァントだとしても、アーチャーの宝具を考えると……。でも、その戦いは壮絶なものになるだろうから、楽しみ。
今回でアサシンは脱落したが、まだマスターの脱落者がいない。ケイネスは脱落したと言えば、脱落したが……。
次巻あたりから、どうなるやら。
全四巻だったハズなので、そろそろ加速していかないと結末にたどり着けない。
ページ数が増えるのなら、私は歓迎だが。
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PS2版のFateを買ってしまおうかな。買う気はあるんだけどなー。やる時間。
とりあえず、買おう。
夏 緑 (2006/08/29)
ホビージャパン
この商品の詳細を見る 少年は銃を取り、少女は鋼の衣を纏う。 アマゾンよりコピペ 内容(「BOOK」データベースより) その少女は、子どもの目にも美しかった。透き通るように白い肌。一糸まとわず水と戯れる彼女の姿に静矢は呆然と見とれた。そして少女は白銀の翼と共に空へ帰っていった。あれから六年、日本は突如現れた謎の機甲少女たちに壊滅的な打撃を受けた。静矢は見た。赤黒く燃え上がる炎の中を舞い上がる、翼持つ十二人の少女の中に、あの日の少女、ルシャナの姿を。破壊と混沌に彩られた世界での不思議な出会いは、静矢を戦場へと誘ってゆく。
うーん、まあ、日本が鋼鉄の翼をもつ少女達に襲われて崩壊した。崩壊した日本の中で、敵性少女たちと闘っていくという話。
まだまだ、全然話がわからない。
敵性少女と呼ばれる少女達の目的も、ビゲートピアの目的も、なにもわからないので。
ビゲートピアの生徒達は、どこかおかしいのはわかる。
大門軍造は確実に何かを知っている、
敵性少女たちは、人間ではないかも知れない。
情報としては、そのぐらいしか私にはわからなかった。
トラックバック先
のべるのぶろぐ
2007年1月13日より以下で取り扱われます。
・アニメイト
・ソフマップ
・虎の穴
・メッセサンオー
・メロンブックス
私はコミケで手に入れたのですけど。
Fate/Zeroの公式ページ
文章はニトロプラスの虚淵玄さん。書かれているのが奈須きのこさんではないけど、みごとにFateの世界を書かれている。
今回のVol.1では、第四次聖杯戦争の開始までが描かれている。
冒頭で「一人でも多くの命が載った皿を救うために、一人でも少なかった皿を方の皿を切り捨てる」という文章。ここは切嗣が願った世界の誰もが幸せであってほしいという理想が行き着いた先。Fate/Stay nightの士郎が最終的に行き着くでろうものを示している。現に、Fate/Stay nightをプレイした人なら、似たような内容の文を見ているのではないだろうか?
イリヤの母、アイリスフィール・フォン・アインツベルンが第四次聖杯戦争の「聖杯」だ。それと同時に切嗣の妻。アイリスは、イリヤの母だけあってイリヤが大人になったような女性だ。
Fate/Stay nightでは、どことなく冷徹なイメージを感じていた切嗣。だけど、少なくとも幼いイリヤと遊んでいる彼からは冷徹な印象は受けなかったな。良き父に思えた。
彼は幸福であることに苦痛を感じているし、愛する人がいることにも苦痛を感じている。彼の中では、命は等しく平等で無ければならないのだから。一人でも多くの命が載った皿に愛する人や大切な人が載っていないとしても、迷いもなく、もう一方の皿を切り捨てるのだから。それを考えると、第四次聖杯戦争の終着点である、令呪でセイバーに命じて聖杯を壊すという展開。切嗣はどんな事柄を考えて、聖杯を破壊させたのだろうか?
言峰綺礼はFate/Stay nightに至るまでに何があったのかというぐらい性格が違う。無欲な優等生みたいなイメージかな。
全サーヴァントと全マスターのイラストがあるわけではないので、結構わからないので、Fate/Stay nightの方のサーヴァントがすぐに連想されてしまう。
ギルガメッシュとライダー、ランサー、セイバーはいいとしても。キャスター、アサシン、バーサーカーはさっぱりだ。
読み進めていくとライダーとそのマスターの主従関係が妙に面白かったかな。
なんだかんだで、いい感じだと思う。ただ、後の展開ではこの二人も敗れてしまうのだから残念だ。ただ、敗北=死なのかはまだわからないけど。
切嗣以外の魔術師を見ていると、本当に切嗣が異質であることがわかる。
魔術師が銃やらPCを使うのは、イメージからしても異質だもんなー。
本編で出てきた幼い凜と桜。この二人のイラストが見てみたい気がした。まあ、挿絵がないから仕方ないけど。
キリサキ 田代 裕彦 (2005/02) 富士見書房 この商品の詳細を見る |
R.O.D―READ OR DIE YOMIKO READMAN“THE PAPER” 倉田 英之、スタジオオルフェ 他 (2000/07) 集英社 この商品の詳細を見る |
本が好きですか?
はい、と私なら答えますけど。
主人公は紙を武器に戦う読子・リードマン。名前からして本が好きそうですよ。
まあ、彼女は大英図書館のエージェント。コードネームは「ザ・ペーパー」。
はい、以下コピペ。
内容(「BOOK」データベースより)
東京、お台場、人の気配のない超高層ビル。香港から来た呉は稀覯本『黒の童話集』の取引を行っていた。相手の男は金髪のイギリス人。しかしその横には、鑑定人だという眼鏡をかけた東洋人の若い女が…。ボディチェックのため、女のコートの前を開けさせた呉は、言葉を失う…。コートの裏地にはやたらと内ポケットがあって、そこには、文庫本やら雑誌やらスポーツ新聞やらが突っ込まれていたのだった!史上初(?)の文系女スパイアクション発進
そんな感じにレビューらしき紹介。