誰にだって教えたくないことぐらいある。 よふかしのうた 第66夜「教えまてん!!」 このエントリーをはてなブックマークに追加 誰にだって教えたくないことぐらいある。 よふかしのうた 第66夜「教えまてん!!」

よふかしのうた 第66夜「教えまてん!!」

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コハコベミドリは過去に興味がない。
でも、「過去」は存在する。
だから、ミドリにとって過去と向き合うのはめんどくさい。
舞台は秋葉原へ。

秋葉原といえば、オタクの街のイメージがあるけど、
そこまでオタクっぽい人って逆に少ない。
作品内でも言われているけど、秋葉原が一般化しすぎたのかもしれない。
昔はそれこそ「オタク」がいる街だったけど、オタクの定義というかそういうものが
広がったおかげで、想像するような「オタク」は少なくなってるのかもしれない。

ミドリの眷属が秋葉原にいる。

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ミドリの眷属......いかにもな、オタクだ......。
「オタクを想像して」といったら、頭の中の候補に出てくるオタクだ......。
名前はLove Green(ハンドルネーム)。
略して、エルジー。でも、ミドリはラブ君って呼ぶ。
このラブ君は、ミドリ以外の吸血鬼と会うのが初めて。
なんで他の吸血鬼に会わせないかと言えば、「ラブ君がいいやつだから」。

こんな良いヤツじゃ、他の吸血鬼が飲み会に誘うし、
そうしたら、ラブ君がみんなのものになっちゃう。

とのこと。

あれかな......自分がいいと思ったモノを他人もいいと思うに決まってる!
という感じかな。

ちなみにラブ君を眷属にするときは、
ミドリが、自分が吸血鬼だったら信じる?と聞いたら、
即答で「今すぐ眷属にしてください!」だった。

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とりあえず、ラブ君に事情を説明したら、
「吸血鬼ものにはヴァンパイアハンターはつきもの」
と、わりと状況把握は早かった。
ラブ君もなにげにやばいやつで、
ミドリの私物で手に入れられるものはあらゆる方法で所持している。
サラッと言うけど、どん引きだよ。
ミドリの私物についてはどうにかなりそう。

ただ、ラブ君の私物も探さないと、鶯餡子に殺される。
ラブ君は自分のことを調べていて、ある程度は目星がついてる。
けど、弱点は絶対に教えない!

......そんなに教えたくないものなのか。
オタクだしな......オタクグッズかな。

よふかしのうた (6) (少年サンデーコミックス) (日本語) コミック 2021/1/18