その言葉は幾度も聞いた/聞くことになる トニカクカワイイ第250話「不死と子供」 このエントリーをはてなブックマークに追加 その言葉は幾度も聞いた/聞くことになる トニカクカワイイ第250話「不死と子供」

トニカクカワイイ第250話「不死と子供」

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司が、真魚に書を教えていたら、一年そこらで追い抜かれた。
でも、追い抜かれたことを認めるわけにはいかないから、
新しいお手本が欲しいと言われても、上手いことかわしていた。

なんだかんだ文句を言いながらも、真魚に勉学を教えている。
それは司から言わせればヒマだったから。

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司は海を渡って、その先へ、砂漠を越えて西の果てまでいった。
それでも月に行く方法はわからなかった。

真魚は「この命の全てを使って、あなたの願いを叶えたい」もいった。
司に助けられた人たちの多くは、似たようなことを言う。

死ぬはずだった命を救ってもらった。
だから、その救われた命で願いを叶える。

自分のためではなく、司のためにいきるという選択をしてしまう。
真魚が子供だったから純粋さもそこにあったんだろうな。

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気が付けば真魚は、長岡京大学寮に合格した。
そこで神仙術と出会った。
不老不死の秘術ですよ。

真魚は後の空海。
空海には不老不死に纏わる話があったりしますね。
私はそこまで詳しくないけど......。

この時代(791年)あたりだと、始皇帝よろしく、
水銀が不老不死になるための薬だと思われていたのかな。

「この命の全てを使って、あなたの願いを叶えたい」
と言ってた人間が、不老不死の秘術を知ったら、
自分も不老不死になって、司の願いを叶えたいとかになるのかな。


トニカクカワイイ (25) (少年サンデーコミックス) コミック 2023/9/15