言い訳を与えてやるから、話せよ。 よふかしのうた 第186夜「言い訳」 このエントリーをはてなブックマークに追加 言い訳を与えてやるから、話せよ。 よふかしのうた 第186夜「言い訳」

よふかしのうた 第186夜「言い訳」

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コウが、夜中にナズナの部屋を訪ねたけど、いない。
夜の街を探し回してもいない。

とにかく一度、ナズナと話をしたい。
ナズナとは仲が良い。
会って話をすればどうにかなる。

ちゃんと話ができれば......どうにかなるよ。

ただ、ナズナが見付からない状況って、ナズナが一緒に居られないと口にしてたから、
避けられてるとか、いなくなったとか過ってしまうよね。

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ナズナの部屋で戻ってくるのを待とうと思っていたら、彼女がゲームやってた。

ナズナの態度がいつもより素っ気ない。
「捜してって頼んだわけじゃない」「話したくない」
素っ気ないよりは拒否が近いか。

ナズナの対応はそうやって拒否することで、
コウが自分から離れていくことを考えてのことかな。

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そのぐらいでコウが諦めるなら話は単純なんだけどね。

コウが提示したのはビール。

酒が好きな人間は「飲んでる間は本音で話せる」みたいなことをいう。
それはコウからすれば言い訳に聞こえる。

だから、酒を飲めよ。その間は本音で話せるんだろ? 言い訳は与えてやる。
コウの行動はそういうことよ。

お酒ぐらいでナズナは本音を話すのかな。
少しぐらいは口走るかな?


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