以心伝心と思ってるのは片方だけ。 トニカクカワイイ第135話「問題はなくても解決すべきことはある」 このエントリーをはてなブックマークに追加 以心伝心と思ってるのは片方だけ。 トニカクカワイイ第135話「問題はなくても解決すべきことはある」

トニカクカワイイ第135話「問題はなくても解決すべきことはある」

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冒頭の司の回想シーンの時間軸がどこかというのはあるんだよな。
月を仰ぐ司は、輝夜がみたものと同じなんだろう。

この頃の司は、誰かを愛する日なんてこないと思っていた。
凍てついた心が溶ける日など決してこないと思っていた。

その心の氷を溶かしたはナサになるのかもしれないけど、
そもそも凍てついたままの心でナサに出会っても愛するということにならなかったと思う。
ナサとの出会いまでに、時子さんや千歳、もしかしたらもっと多くの人と触れあってきたことで、
心の氷が溶け始めたのかもしれない。

このあたりの話は、いずれ作内で触れることになると思うので、
それまであれこれ考えてみようとは思う。

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今の問題は、前回、綾姉によって出た「夫婦間の愛情表現格差」。
結局、司はナサに好きだとは伝えられたない。
司は夫婦間には阿吽の呼吸やら以心伝心があるといってるけど、
やっぱり、声に出し、態度に出し、伝えていかないと伝わらないと思うんですよね。
言葉で伝えるのが恥ずかしいなら、態度で示したら、どうだという展開へ。

例えば、「エロい下着で誘惑」的な。
......その状況では愛情表現格差が埋まるのかはよくわからん。

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司は態度で愛情表現格差を埋めることにしてみた。
ナサに目を瞑ってもらって、不意打ちのキスをしてみたり、
いつもより可愛い下着を着ていることを言ってみたり......。
それでいいのか、司さん。
そんなことを言われたり、突然のキスだったりで、ナサが困惑するだけだと思うのですが?

むしろ、そこまでできるなら、言葉で伝えることが出来たのではないか?
振り返ったときに、「あれできたなら、こっちできたんじゃないか?」と思うことはよくあるか。

トニカクカワイイ(13): 少年サンデーコミックス (日本語) コミック 2020/10/16