午前二時に望遠鏡を担がない天体観測 トニカクカワイイ第101話「月が輝く夜に」 このエントリーをはてなブックマークに追加 午前二時に望遠鏡を担がない天体観測 トニカクカワイイ第101話「月が輝く夜に」

トニカクカワイイ第101話「月が輝く夜に」

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キャンプといったらバーベキューともう一つ天体観測あたりは定番かなと思う。
今回ナサたちは天体望遠鏡を用意して、夜空を眺めている。

夏の時期であれば、夏の大三角形あたりはわかりやすい。
星座なんてパッとわかるのは夏の大三角形とオリオン座ぐらいかな。
形状的には北斗七星もわかるが......。
実際、詳細な星や星座の説明をしろと言われると難しい。

ナサが星や星座に詳しいのは「星空」という名前故だったりする。
綾姉がいうように、ただ眺めているだけだと正直飽きると思う。
ナサのように誰かが解説してくれると、いろいろと興味は湧くだろうけど、
それ以上の興味を持つというのは難易度が高いかもしれない。
天体観測するなら、天体ショーとして流星群とか観れるといいんだろうけど。

綾姉を始め、天体観測に飽きたメンバーは、司が用意してた花火へ。

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花火に行っていないメンバーは、コーヒーでも飲みつつ話をすることに。
メンバー的には、司、ナサ、要、千歳。
そういえば、千歳が会話に絡むのはだいぶ久しぶりだな。
出番自体も少なめになったので余計に久しぶり。
千歳は相変わらず二人の結婚は祝っていない。
なんなら敵対心剥き出しです。
外から見てる分には「かわいいなー」と思う。

で、ナサはずっと頭に残っていることがある。
それが「なんで結婚するのか」。

ナサのいう「なぜ人を好きになると結婚したくなるのか」について、
実のも蓋もないことをいえば、
現代社会において結婚という社会的制度が当たり前のように普及していて、
幼少期等に結婚という精度の概念を得ているからで、
それにより恋愛感情(恋愛感情以外もありますが)の延長戦に、
「結婚」があることを知ってるからじゃないかな。

もちろん、ナサの疑問の根本は、そもそも「結婚とは?」というのは分かっている。
なぜ人は結婚するのか?
そもそも結婚という風習は生まれたのかという?
その起源もわからない。

想像で書けば、
宗教的なルールによるものや、
今よりもずっと昔に生物的に番いになったことによる対象の独占の誇示といったのが、
浮かぶけど......どうだろう。

そんな「結婚」の話をしていたら、時子さんがナサを連れ出した。
なにやら「変なことを話したい」らしい。

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時子さんの話は、二年前のこと。
ナサが交通事故にあって、司が再会するまでに二年の時間が必要だったのは、
時子さんのワガママに司が付き合っていたから。
そのワガママがなにかはわからないけど、司が付き合うということはそれなりに大きなことだったんだろうな。

時子さんに「出会った日の事を覚えてる?」と聞かれて、
ナサは気を失った後、どうやって病院行ったのか覚えていないと答えた。
それを聞いて、時子さんはナサが司について「何も知らない」と理解した。
ただ、一方でナサは「なんとなく察しがついてる」と、司の事情を察してるとも言った。そんなナサを時子さんは「司の願いを叶える最後の人になる」と感じた。

いろいろと情報が出てきた。
司の願いはたぶん彼女の正体に直結することだろうからなんとも言えないな。
かぐや姫かその関連者であることが濃厚だろうし、やはり月に行くのかな。

何回か前の「トニカクカワイイ」を読んだ時に考えたけど、
ナサは自力で司の正体に辿り着きそうというかたどり着くんだろう。
あとは司が自分から打ち明ける時がくるかどうかかな。
今回のナサのセリフにある
「それも全部ひっくるめて......僕は......司ちゃんと結婚出来てよかったと思っています」と似たことを司にも言うのではないかな。

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