ハヤテのごとく！第418話「夢のかけら」

そもそも自分はアイドルになりたかったのか？
答えはノー。
両親が達成できなかった夢を、代わりに叶えろと小さな頃から教育されてきただけ。
ルカの夢の始まりは、両親の夢を叶えることだったわけだから、
それが自分の夢かと言われたら難しいところだとは思う。

両親のためにがんばってきて、がんばってきて、両親が突然消えて、
残されたのは一億五千万の借金。
そうなればルカじゃなくても、自分のこれまではなんだったんだろうかと思ってしまう。クリスマスの日に、もう泣かないと決めたのは、自分がこれまでやってきたことを二回も否定したくなかったからかな。

ライブ中のルカはとにかく「アイドルなんかやめてやる」「やめてやる」と思ってた。
そりゃあ、自分の夢ではなくて、借りものの夢。
やめてもいいよ？　と事務所に言われて、やめれば自分のやりたいようにできる。
同人誌を書いて、ハヤテと一緒にいるという道をえらぶことができる。

ただマイクをおけばいいのに、それを選ぼうと、いざやめようと思えばできるのに、
泣いてしまったのはそれこそやめたら自分がやってきたことを否定してしまうからか？

結局、ルカはなんだかんだ言いながらアイドルでいることが好きで、
アイドルであるために生きてきたんだから、やめることなんてできなかったんじゃないかな。

今回の418話はほとんどルカルートのエンディングへ入ってる気もする......
というかルカルートのほぼ最終話？という印象。
ルカの話としてはまだラスベガスライブの話もあるんだけど、
それはもう余談なのかな。
一つのルートが完結して、そのあとのエピローグ、アフターストーリーそういう感じがする。
さて、ここまで言って、ルカルート的な話が終わりじゃなかったら、あれ自分なにいってるんだ？という気が......。
でも、確か畑先生も、ずいぶん前にTwitterでルカの話もそろそろ終わりとか言ってたような？
もういつだったのか、どこだったのか忘れたけど見た記憶があるから、ルカの話は終わりなんだろうな。

徐々にハヤテのごとく！という話の中でも、いろいろなキャラの話が終わってくるとは思うんだけど......思ってるんだけど！
いつになるかはともかく......。
そうやって終わってきて、最後に残るのはマリアさんの話なんだろうなーと妄想してる。ともあれ、今回の話はここ数話、数ヶ月？　一年？の間でかなり好きな部類の話でした。

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