一人じゃなくて三人で。それが声優!EX2 このエントリーをはてなブックマークに追加 一人じゃなくて三人で。それが声優!EX2

はじめまして。

C84のサークル「はじめまして。」の新刊です。
それが声優EX2。
前回のそれが声優! EXは「萌咲いちご」が中心だったのに対して、今回は小花鈴が中心です。

萌咲いちご、一ノ瀬双葉、小花鈴の三人でやっているwebラジオの主題歌を歌うと言うことで、声優ユニットを結成することに。
しかもCDデビュー、デビューライブも決まっている。
けど、webラジオに来るメールの数は30通にも言っていない。
なにこれすごい不安!
私は積極的にwebラジオや、声優のユニットを追いかける人ではないのですけど、
やっぱりこういうものは緊張するんだろうな。
しかも、それが声優の中に出てきているキャラたちって、まだまだ駆け出しの声優だし、
これまでCDデビューなんてしてない。

だからそれぞれいろいろ不安がある。
二の腕がぷるぷるする双葉、何していいかわからず縦ロールの練習するいちご、ちょっと過激な衣装になれておくためミニスカートを着てみる鈴、
全員空回りじゃねええええか。

ユニット名の話も好きだけど、個人的にはサインの話が面白かった。
新人声優が初めてサインを求められるのは、ある日突然。
そんな突然の出来事に対応するには、サインを決めておく必要がある。
鈴は芸歴長いからサインはある、いちごは幼稚園の頃から決めてある。
双葉は......事前準備なんてしてない。

あさのますみさんのコラムにもあるけど、
サインというのは早く書けて、他人に真似されにくいものがいい。
早く書けるというのは、プレゼントなどで大量な枚数のサインを書く機会があるから。
また真似されにくいというのは、ニセモノを予防するため。
どうであれ、サインってのは予め考えておいた方がいいとう話。

ここまではユニットを組んだことで三人がそれぞれ悩んでいる様子を描かれていたけど、
表紙にもなっている小花鈴の悩み。それは他の二人に比べて自分が普通ということ。

いちごはキャラが強烈。
双葉は天然。
それに比べれば自分は普通。

確かに鈴に比べれば、他の二人のキャラは強烈だ。
うまくやれるのか、大丈夫なのかという不安を抱いていたのは、鈴だけじゃなくて他の二人も一緒。
双葉なんて、デビューCDのジャケットで「メガネっ子」でいくか「メガネなしでいくか」
メガネっ子でいけば、そのキャラ付けはずっとついて回る。
もう、私はこの選択が迫られている話ですごい笑いました。
本当に死活問題だ。
たかがメガネ、されどメガネ。
一度定着したキャラを覆すのは難しいもんな。

で、鈴の話に戻って。
結局、普通ってなんのか。
今回の場合だと、普通っていうのは正当派。
もちろん人によっては、正当派にすらなれない普通とかあると思うんですよ。
例えば、西沢さんとか! 私の中では西沢さんは正当派ではなく、ただひたすらの「普通」なんです。

ユニットを組んだ三人だから、不安に思うのは一人だけじゃなくて他の二人も同じっていうのは
ユニットだからこそかな?と思う。

そういえば、ライブきまったーというのが作内にあったけど、
そのあたりの話は次のC85あたりの新刊で話に出るのか?