血はつながり、魂はそこにある。 トニカクカワイイ第325話「reincarnation」 このエントリーをはてなブックマークに追加 血はつながり、魂はそこにある。 トニカクカワイイ第325話「reincarnation」

トニカクカワイイ第325話「reincarnation」

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北海道編もそろそろ佳境です。
だいたいやらないといけないことはやり終えたので、
エピローグやって、次回への伏線を張るフェーズですかね。

最後はみんなで雲海を見に来ていた。

雲海を見ながら司が思っていたのは、
これまで自分が関わってきた人たちのことを
忘れていないということ。

司は「魂は不滅」と考えていた。
先週の美潮とランペイジアが重なったことで
輪廻転生がもしかしたらあるんじゃないか?
そうしたら、自分のことを覚えているんじゃないか?

司が思っているような形で輪廻転生はきっとしていない。
でも、例えば紅蛍や美潮の行動や想いは、彼女たちの前世によるものだと思う。

もしかしたら、この先の話では、紅蛍や美潮がはっきりと前世のことを自覚することがあるかもしれない。
あるいは司が「魂は不滅」と思うタイミングがあるかもしれない。

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北海道に来る前に比べて、司とナサの物語が前に進んだのは確か。
前に進んだことで見えてきた懸念もある。
それが司が歩んできた1400年のあいだに、彼女の血を受けた人はどれだけいるのか。
ナサはある程度、その数を推定している。
それは277話「復活の日」で触れていた「輝夜姫」の復活に関係することだと思う。

つまりナサは「輝夜姫」が復活する日が遠くないと思ってるんだと思う。

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そんなナサの考えの正しさを示すかのように描かれていたのは、
輝夜が指を怪我したのに、その傷がすぐに塞がったシーン。

これまでの輝夜ではこういった現象は起きてない。
輝夜自身も驚いていた。
そりゃあ、血が流れていたと思ったらすぐに傷口が消えるのを見たら、
血の気が引くよね。

北海道編はここまでかな? 思ったよりエピローグが長引いている気がする。

輝夜に起きた変化が新章でよりわかってくると思う。
司と輝夜のことがもうちょっと進むには時間が掛かるのかな?

輝夜が、輝夜姫になっていく、変わっていくことへの恐怖や葛藤というのも出てくるのかな。