ハヤテのごとく!第243話「スキだらけの寝顔に想う」

そばにいる人

マキナにズタボロにされたハヤテは、アーたんの屋敷に運ばれてベッドで眠る。
もちろん、そばにいるのはアーたん。

アテネが見てきたハヤテはいつもボロボロ。
10年前にあったときは、両親のことで嫌気がさしてがむしゃらに走りながら、王族の庭城にたどり着いた。
10年ぶりの再会のときは、マキナに蹴り飛ばされた。
そして、今回は気を失うほどマキナにズタボロにされた。

そういうところだけは、変わらない。

まあ、基本ハヤテは設定上『不幸』だからな。

私がお願いしたら

私がお願いしたら、王玉をくれる？
それはアテネにとって単純な疑問かもしれない。
でも、この質問って言い換えると、

三千院家（三千院ナギ）を捨てて、私を選んでくれる？
だと思う。
王玉は三千院家の遺産問題にかかわっているし、ハヤテは王玉を守り抜くことを決めてる。
それは王玉がナギにとって大事なものだから。
ナギはハヤテにとって護る対象だから。

ハヤテは気づいてないんだろな。いや、知らないんだろう。
アテネが王玉をほしがってることを。

前回、

無意識で言っていたけど、ハヤテにとって『好きな人はアテネ』と自覚できただけであって、
それを自覚したとき、前述のようにハヤテはジレンマに苛まれそう。

あくまで『主はナギ』だし、『好きな人はアテネ』なわけだ。

王玉(ナギ)をとるか、アテネを選ぶか。

その決断が必要になる。
アテネは自分が大好きな人。
ナギは自分が護るべき人。
どちらというのを選ぶことができない。

100ユーロやるから帰れ

お前はいつからいたんだよ！！
A. いつからっていつでもアテネのそばにいる。

うん。えらいね。
アテネもほめてるよ。
もうホントに小さい子供を適当にほめてる雰囲気だ・・・。
大事な話があるといっても、マキナは出ていく気配がない。

アテネも呆れて、部屋を出てマキナを呼ぶ。
マキナはもう王玉があるんだから、奪おうぜ！！とわくわくしてる。
とりあえず、落ち着け。

お金を渡してハンバーガーでも買って食ってろ。
・・・物で釣りましたなアテネさん。
教えることがいっぱいというか、マキナの場合は元は人間じゃないだろうから・・・子供をしつけるよりも大変そうだ。
耳と尻尾がマキナに生えてる場面はそういう表現なんじゃなくて、マキナの気が緩んで本来の耳と尻尾が出てきてるんじゃないかと思ってしまうよ。

指輪に託された想い

ハヤテがアテネが自分のことを覚えてるかどうか不安なように、
アテネもハヤテがあの日々のことを覚えているか不安だったんだろうな。

ハヤテのことを思い出してみたら、キスの記憶ばかりでアテネは照れているけど、あれを若気の至りで済ませる気か。
・・・アテネが誘って教え込んだようなものじゃないかよ。

もしも、ハヤテの気持ちが昔のまま自分に向かっていたら、

下の画像が17巻収録分のTHE END OF THE WORLD 7 左手に愛を誓いでハヤテがアテネに渡した物。
つまり10年前にハヤテがアテネにプレゼントした指輪。
ハヤテがこの指輪を見つけて、アテネが自分のことを覚えていることを確信する。
だから、会って話をしなければ！

マキナもアテネからもらったお金でハンバーガーを買いに行ってるから不在。
おそらくアテネの屋敷には、他に誰もいないはず。

そうだから、状況はハヤテとアテネの二人きり。

あとは何事もなければ、ハヤテは望みどおりにアテネと話せるわけだけど。
それで、アテネから王玉を狙ってると聞かされるかな？
そうなれば、苦悩しながらハヤテはナギのところに帰ることになりそうだな。

ナギの顔を見て何かの答えを出せるとは思ってないんだけど。

彼女にかけられた呪い？

前の話とは前後するけど、王玉の話。
アテネが求めているのはオリジナルの石。
どういうことだろう？
王玉のオリジナル？？
オリジナルがあるということは、レプリカも存在する。

あと、この話を出す前にアテネが苦しがってるシーンがあるわけだけど、
なんだるろうね？
流れとしては、オリジナルの石をみつけて、庭城に続く道を開くことがアテネにとって急ぎのことなのはわかる。

急ぐ理由はアテネが苦しがったことは王族の庭城での代償なのかもしれないな。

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