とある科学の超電磁砲第十六話「七月二十四日6」 2008年電撃大王9月号掲載分

『幻想御手』で構築されたネットワーク。
それは初春がもっていたワクチンソフトによって破壊された。
でもまあー。
『幻想猛獣』は一万人の能力の塊。
正直、タチ悪い。
それでも残されたのは美琴がアイツを倒すこと。
いくら攻撃しても、再生すると思っていたけど、ネットワークが崩れたことで相手にダメージを与えることができる。
となれば、美琴は攻撃に出る。
見かけ上倒したように思えても、相手はAIM拡散力場の塊。
一般的な生物と同じ扱いをしても仕方ない。
核を成しているものを破壊するのが一番の近道。

『幻想猛獣』の言葉にならない声を聞いた美琴は何かを決意した。
超能力者御坂美琴の全力全開！
木山と戦っていたときとは桁外れの威力。
美琴としても、人間相手には本気を出さないのか。当麻は例外だろうけど。

本気の御坂美琴といえば、やはり使うのは

超電磁砲（レールガン）

コインを撃ち出して『幻想猛獣』を核ごと吹き飛ばす。
............相変わらず、バカみたいに威力強いな。
というか、近くに　原子力施設あるの覚えてますか？
いや、位置関係としては美琴の背後だからアレだけど......。
相変わらず穿つようにその超電磁砲は強いな。

『幻想猛獣』を倒したあと、木山は今後のことを考える。
世界のどこであろうと、自分の頭脳があれば、子供達を助け出す理論を構築することが出来る。
......またも、手段を選ぶ気はないみたいだが。
美琴は脳波を使ったネットワークをよく思いついたと感心する。

木山は美琴から得たものだという。
美琴はなんのことかわからない、という様子。
つまり、この段階では美琴はミサカネットワーク、妹達などといったものを知らない。ということになる。
美琴がこの「とある科学の超電磁砲」の中で、自分の遺伝子を使われた妹達、ミサカネットワークのことを知ることになるのかな。

涙子と初春の再会。
でも、この至近距離でくしゃみはないわー。
涙子の顔が、初春の鼻水で......。
なにはともあれ、「幻想御手」を巡る一連の事件は一段落。

けど、やはり木山が残した言葉に美琴は引っかかっているよう。
となると、少しずつ自分と木山が構築した脳波ネットワークの関連を探すのかな？
次回はどうなるやら。

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