命と未来をありがとう。トニカクカワイイ第315話「謎は星空の彼方に」 このエントリーをはてなブックマークに追加 命と未来をありがとう。トニカクカワイイ第315話「謎は星空の彼方に」

トニカクカワイイ第315話「謎は星空の彼方に」

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昔、ひまりが司と交わした会話。

司は自分がこのまま瓦礫に埋もれて死ぬことがわかっていた。
だから、その光景がひまりを苦しめることもわかっていた。
そんなひまりに掛けた言葉が「幸せになるんだ」だった。
強く生きていれば、生きてて良かったと想える日が来るから。

こんな言葉をもらえたら、命の恩人である司のことを忘れることないし、
見間違えるわけがない。

ひまりが確かめたいのは、「司は八百比丘尼なのか」。
今回の司に出した謎には、
・八百比丘尼でないと解けないもの
・あの日あの場所にいないと解けないもの
を仕込んでいた。

つまり、全ての謎を解いて、ひまりの元に司が辿りついたら
「司は命の恩人で、八百比丘尼」ということになると考えていた。

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ひまりの思惑はあるけど、紅蛍たちがナサと司に何かプレゼントしたいというのもあった。
それが北海道の満天の星空。
ひまりの予想では司が謎を解くのにおよそ二時間。
そうしたら、丁度いい感じに星空が広がっているというわけ。
プレゼントとしてはいいんじゃないかな?

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司がひまりのところに辿りついたのはだいたい1時間が経過してから。

そんなに早く、謎を解いたのか?
それは違っていて伊坂先生にひまりの居場所を聞いて辿りついた。
......過程をすっ飛ばしてゴールに来ちゃった奴だ。

司はひまりが仕込んでいたこと、今回の謎解きの目的もわかっていた。
だから、ひまりは自分の過去の経験を話した。
命の恩人が津波にのまれて消えてしまった。
もし、もう一度、会えたらお礼が言いたい。

「命をありがとう。私に未来をくれてありがとう」

あの日、助けてくれてなければ、綺麗な星空を見ることができなかった。

そんなひまりの想いを聞いた司からの言葉は、
「幸せになれたか?」
だった。

その言葉はひまりの疑問への回答で、自分があの日、助けた人物だと告げている。

今回の話で、ひまりがこれまで抱えていたものにケリが付いて、
一つのエンディングを迎えた気がする。