神様だって、それから逃れることはできない。トニカクカワイイ第268話「天と地」 このエントリーをはてなブックマークに追加 神様だって、それから逃れることはできない。トニカクカワイイ第268話「天と地」

トニカクカワイイ第268話「天と地」

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先週の引きで、司の不老不死を解除するには、月を破壊する必要がある。
と言ってたけど、その理由を今回、ナサが説明している。

究極的に月がなくなると、不老不死のシステムが維持できなくなる。
月になにかシステムがあるわけじゃない。
これは輝夜姫の時に「月からの使者」が月に還らなかったことと、
人類が月に到達したときや写真を見たときになにもなかったことから
わかっていた(月の中に何かある可能性はあったかもしれない)。

ここで司が自分の再生能力を最大27日止められることが出てくる。
それがやっぱり月の公転周期と一致していることに気が付いた。

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司の再生能力って、肉体が再生することよりも、記憶の継続が一番の謎なんだよな。
例えば頭部が残っている状態で再生するなら、記憶が継続されているのは一応わかる。
でも、頭が潰れたり、肉体そのものが消失しても、記憶が保たれている。
これはわからない。

5Dデータの中にあった特記事項。
マグマや深海で落ちて、死に続ける状態が続いた場合、23回目の死で、
27日以内に別の地点で再生する。
これは無敵なんだよな。

司が持っているここまでの不老不死。
それを蓬莱だけで実現するのは無理というのがナサの見解。

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簡単に言うと、蓬莱による不老不死のシステムは「クラウド」。
どこかに「司」の完全なデータを保存しているサーバーがあって、
それと同期を取っている。

そのサーバーがどこにあるかはわからない。
ただ、この宇宙のどこかにそれがある。

ナサは「月からの使者」がいくら超科学を持っていても、
物理法則からは逃げられない。
光の速度や重力定数は決まっている。
そこを超えることが出来ない。

だから、月を利用した。
月が物理的に見えているのがいい。
......ここがわかりにくいんだよな。
「月が見える」ことが同期を取る条件でいんだろうけど、
その先がわからない。
月自体が特別なシステムや施設を担っているわけじゃないと思うんだけど、
じゃあ、どうして「月が見える」ことで不老不死のシステムと接続してるんだろう。

ともかくだ。
月が重要。
月を壊すことができれば、司とサーバーの同期が切れて、
司の不老不死は終わる。


トニカクカワイイ (27) コミック 2024/3/18