トニカクカワイイ第127話「漫画もいいけどアニメも観てね!」
気が付けばトニカクカワイイのアニメ放送も間近ですね。
というわけで本誌の感想に入る前に少しだけ、アニメについて触れます。
キャストは、司を鬼頭明里さん、ナサを榎木淳弥さんが演じられます。
PVやCMなどを見てると、鬼頭さんの司の声っていい温度感なので楽しみだし、
ナサもいいと思っているので、アニメでみるのが楽しみです。
放送情報などは公式サイトなどで確認して下さい。
TVアニメ「トニカクカワイイ」公式サイト
さて、本題へ。
幽霊屋敷に閉じ込められた紅蛍さんたち。
ドアが開かないなら、他のどこかを壊して脱出すればいいんだけど、
物を壊すとビックリするような賠償金を支払うことになるから、
壊すなと言われている。
窓も壊せないドアも開かない。
そうなれば、他の出口を探すしかない。
けど、廊下の奥から姿を首なしの鎧武者――将門の霊が姿を見せた。
当然、将門の霊とかドアが開かないというのは、仕組まれたもの。
シナリオや演出がないわけじゃない。
それらがなければ、動画研究部が取りたい恐怖映像なんてものは撮れないで、
学生が深夜に幽霊屋敷に行って、ちょっと怖い動画が撮れた。
で終わってしまう。
怖がらせ役は輝夜。
本気で怖がらせていいと言われている彼女なら、
とことんやりそう。
ナサと司の方は、持ってきたライトの明かりが消えた。
暗闇に包まれて動揺するナサを落ち着ける司。
落ちついて目を凝らせば、月明かりがあれば十分だという。
もっと言えば、人間が電気を使い出したのは100年ちょっと前。
それまでの夜に比べれば、明るい方。
司が「昔」の話を出すのは、知識として知っているのではなく、
自分が経験してきたからこそ。
暗闇に包まれた時にナサは、2年前の事故のことを思い出していた。
あの時も意識が飛んで暗闇に包まれた。
そして思い出した。
事故のあったあの日。
司とナサの間に何かがあった。
二人で紡ぐ未来への一歩。 トニカクカワイイ第14話「約束」 - タカヒナの日常境界線
それは第14話でも出てきたナサの回想シーンの部分。
この「君の願いはボクが必ず叶えてみせるよ」というセリフを行った場面は、
読者としては明確に読んでいない。
つまり、というか、やっぱり。
あの事故において、ナサが覚えていないことと、読者に対して開示されていない情報があることになる。
ナサが「君の願い」と言ったということは、司の願いを知っているんだよな。
司の正体にせまる時がきたら、事故の日のことで欠けている部分が描かれるのかな。
さて、人を本気で怖がらせていいと言われている輝夜は、
司が怖がっていないので、本気を出すみたい。