ハヤテのごとく!第255話「一つ目の言葉」
お願いではない命令だ!
当然、アテネの要求は王玉。
たとえハヤテが戦うつもりでアテネと相対しているわけではないとしても関係ない。
アテネは「王玉を渡せと命令しているんだ」
渡せと命令しているのに、逆らうのなら、剣を交える。
ハヤテが伊澄から聞いている王玉の役割らしきもの。
人の負の感情の爆発を利用して、王族の庭城に繋がる道を開く。
確かに10年前のハヤテは父親の行動に絶望し、
サンタ(三千院帝)の「最後に笑うのはひたむきで真面目なやつだ」という言葉に絶望した。
最終的なトリガーは父親の言葉だったけど、負の感情の爆発して、
その結果ハヤテは王族の庭城へ辿り着いた。
けど、あの頃のハヤテは王玉をもっていなかったんだよなー。
王玉も重要なんだろうけど、他にも王族の庭城へ行く手段があるのか?
ただの負の感情の爆発なら、かなりの人が王族の庭城へ辿りつけるんじゃないかな......。それに加えて、帝のシナリオはどこまでなんだろうか。
あのサンタは三千院帝なら、ハヤテがここまで追い込まれることがわかってた?
いやー、でもそれは考えすぎかな。
それではもとからハヤテが王族の庭城への道を開くこと想定し、将来的にハヤテがナギの執事になることまで考えておかないといけない。
両親と帝がぐるってのも......けど、それは陳腐なので却下の方向でお願いします。
ハヤテとアテネのバトルだけど、10年経ってるからハヤテが強くなってる。
当然、アテネも強くなってる。
ハヤテが手加減してるのもあるけど、ハヤテが全力になってもアテネには勝てない。
アテネもそれはわかってる。
日常への侵蝕
王玉を渡せ。
それは出来ない。
いつ、ハヤテがアテネに対して王玉が砕けたことを告げるのか。
このタイミングが重要か。
ハヤテ自身にダメージを与えてもしかたない。
ならば、ハヤテ以外、ハヤテの手の届かないところを痛めつけたらどうか?
王玉のレプリカは力を流し込むほど、神話の化け物が実体化する。
それは大量な力であれば、広範囲に。
正直、ホテル側に関してはヒナギクがいるから心配はしてないし、
いざとなればマリアさんが動くだろうなー。
ハヤテは誰かが危ない目に遭うのがイヤだろうし、ナギもいるしな。
結構効果的ではあると思う。
やることは、アテネを倒すか、王玉渡すか。
まあ、後者は無理だから、アテネを倒す......というかそれに類する別の方法――アテネから英霊を引きはがすのを採るのだろうけど。
なぜ王玉が欲しいのか?
10年前のアテネは、あの城から出たがっていたんじゃないのか。
うん、あの日々のアテネは城の外に出たがっていた。
一人が寂しくて、迷い込んだ男の子を執事になって欲しいといった。
寂しさにはなれたといった。
でも、だれも名前を読んでくれなくて、
ハヤテと一緒にいるのが楽しくて、
彼のことを好きになって......。
せっかく外に出れてるのに、どうしてあの城に戻りたがるのか?
そこは英霊なんだろうな。
確かめるために―― 探しても見つからなかった。 万が一ということもある一体何を確かめる必要があって、何が万が一なのか。
王族の力。
そんなものはいらない。
いや、必要だ王族の力を求めてる一方でいらないと言っている。
もうあんな城には帰りたくない
帰らなくては力を取り戻せない。
力はもういらない。
いやいるんだ!!
あれは私ものだ
帰りたくない。でも帰らないと力を取り戻せない。(伊澄はアテネの何に気がついたのか!? ハヤテのごとく!第247話「天涯の力」 - タカヒナの日常境界線より)
結局、アテネは自分の求めるものと英霊が求めてるもの区別がつかないんだろうな。
10年前の決別のとき、アテネとハヤテの剣は砕けた。
だから、アテネはハヤテを生かした。
でも、それは偶然じゃなくて、アテネが助けてくれた。
今のハヤテが全力でぶつけても砕けることがない剣。
その剣を子供の頃のハヤテとアテネがぶつけ合って砕けるのか?
それは無理だな。
アテネが砕けるように細工(魔法)した。
確かに英霊に支配されていた。
それでも無意識的にハヤテを傷つけたくないから、そうやっていた。
今もそうかもしれない。
もしかしたら、ハヤテを傷つけないようにしているのかもしれない。
......英霊の支配率の方が高いからそれはないかも?
ハヤテがアテネに言いたかった言葉。
それは、「ありがとう......守ってくれて......」
さすがにアテネも顔を赤らめて、感情が揺れ動き始めた。
まだまだ英霊はいるけどな......。
やっぱり、このままキスの流れか!?
アテネと英霊の支配率が揺れ動いていけばいいけど、
やっぱり英霊もかなり抵抗してくるだろうから、もうちょい大変そうか。
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