よふかしのうた 第170夜「ようこそマイホームへ」

ナズナとコウが会うのは久しぶり。
修学旅行編を挟んだから忘れていたけど、元々はナズナの自分探しをしていたんですよね。

病院行ったり、学校行ったり、いろいろしたよね。
そのいろいろの中で、コウはナズナの家をぶっ壊したよね。

忘れてたよ。
でも、どうやら、ナズナは新しい家があるみたい。

レンタル倉庫は家なんだろうか......。
このレンタル倉庫はアザミが手配してくれたらしい。

住めば都という言葉があるけど、倉庫だろ？
......雨風は防げるか......。
でも、電気ガス水道はないね。
トイレもないね。

なので、ナズナはコンビニに拝借しに行ってる。
......生活は出来てるだろうけど、ダメでしょ。

コウは引っ越しの判断。
で、ニコたちに相談したら、適任者はハツカになった。
ハツカは眷属が多くて、その中の「久利原」という眷属がいる。
この男は、吸血鬼専門に不動産屋をやっている。
確かにそういう需要もあるか。

最初はナズナはレンタル倉庫でもいいと言っていたけど、
コウから「遊びに行きづらいじゃん」と言われて引っ越しを決断。
......コウにそう言われたらというのもあるけど、
その判断の根っこにあるのは、ナズナの中に芽生えた感情だろうね。

ナズナはその感情を意識しないように平常心を心がけているけど、
それでも影響は漏れ出るものだよね。

ハツカはナズナとコウのやり取りをみて、ナズナの心の変化に気が付いた。
ナズナと付き合いが長いからこそ、気が付くことができたんじゃないかな。
ナズナ自身以外に気づかれたことでどうなるかな。

ニコたちはあまりはやし立てるようなことはしないだろうけど、
じゃあ、この先どうするんだ？　をナズナに問うことぐらいはしそうだし、
なにもしないで見守ることもありそう。

よふかしのうた (15) (少年サンデーコミックス) コミック 2023/3/16