それは確かに運命の出会い。よふかしのうた 第157夜「ハーデンベルギア」 このエントリーをはてなブックマークに追加 それは確かに運命の出会い。よふかしのうた 第157夜「ハーデンベルギア」

よふかしのうた 第157夜「ハーデンベルギア」

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マヒルの恋バナですよ。
果たして、ナズナさんは耐えられるのか?

マヒルとキクの出会いは、マヒルが家の配達を手伝っていたときのこと。
このあたりは初期の頃に軽く触れられていた話ですね。

ただ、マヒルは家の手伝いを好んでやっていたわけじゃない。
両親と上手くいってないからイヤイヤ手伝っていた。
そんなイヤイヤな手伝いで出会ったのが星見キク。

初対面で彼女に見とれていた。
それが始まり。
マヒルがキクに差し出した花は「ハーデンベルギア」。
花言葉は「運命的な出会い」。

まさにこの二人の出会いは、運命的ですね。

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それからしばらくして、キクがマヒルに打ち明けたのは、
そろそろ自分が死ぬこと。

キクがそう考えたのか、それは血を吸わないといけない周期が短くなっていること。
......つまり、吸血鬼は万全の状態だと、そんなに長い期間血を吸わなくて済むのか。
でも、血を吸わないといけない周期が短くなっていくと、
そのうち吸血鬼としての自分を維持できなくなるのかな。

そんなことを星見キクは、感じ取ったのか。

自分が長くないと分かっている星見キクが、
叶えて欲しい夢は、自分を殺して欲しい、というもの。

でも、キクは人間になりたいんだよね。
この「殺してほしい」は文字通りなのか、
「吸血鬼」の星見キクを殺して、人間にしてほしいのか?


よふかしのうた(14): 少年サンデーコミックス コミック 2022/12/16