そういうことは友達に聞くのが早いよね。よふかしのうた 第151夜「恋」 このエントリーをはてなブックマークに追加 そういうことは友達に聞くのが早いよね。よふかしのうた 第151夜「恋」

よふかしのうた 第151夜「恋」

a

星見キクは浮かれていた。
とても浮かれていた。
上機嫌です。
世界の全てが華やいで見えます。

だって、恋をしてるから。
恋を忘れている久しい。
だから、実質、初恋。

そんな恋をしているキクが、
マヒルが破棄したはずのスマホ見つけたから絶望よ。

吸血鬼になったときに弱点になりえるものは、
全部破棄したと言っていたのに、それが嘘だった。

ウソを吐かれたわけだからね。

a

星見キクは、マヒルのスマホを使って、コウを呼び出した。
マジで何を考えているになるよね?

コウたちはマヒルとキクを探しに北海道まできたのに、
星見キクの方からコンタクトとってきて呼び出してきたんだから。

そりゃあ、コウもいつでも半吸血鬼化できるように身構えるよ。

そんな警戒心最大のコウに対して星見キクが言ったのは、
マヒルがなにを考えているかわからない。

......もう単純に星見キクがこわいわ。


よふかしのうた(14): 少年サンデーコミックス コミック 2022/12/16