あなたとのことは忘れないから。トニカクカワイイ第205話「それを愛と呼ぶなら」 このエントリーをはてなブックマークに追加 あなたとのことは忘れないから。トニカクカワイイ第205話「それを愛と呼ぶなら」

トニカクカワイイ第205話「それを愛と呼ぶなら」

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「つきからのししゃ」がやってきた。
けれど、帝から用意した兵士達は為す術もない。
そもそも兵士たちには何が起こってるかわからない。

「何が襲ってきているのかわからない」

帝は月から来た「何か」を認識しているが、兵士たちには見えてない。
なんで帝に見えているのかな。
輝夜姫の近くにいたら見えるってわけでもなさそう。

とにかく「つきからのししゃ」は圧倒的に強い。
その結果「竹取物語」の通り、輝夜姫は月にかえることを決める。

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輝夜姫がどうやって月に還るのか。
それは別空間を通って還る。
輝夜姫の言葉だと「決して交わることのなかった我らのそらへと続く道」。
月からししゃが来てるように見えるけど、別次元とかちょっと違う場所なのかな。

別の場所?に繋がる場所が、月の近辺にあるのかな?
だから、人類が月に至ったときに何もなかったのかな。

で、今回重要なのは月に還ることを決めた輝夜姫の背中に浮かんだ紋様。
これはハヤテのごとく!に登場する12個の王玉の紋様と同じものですね。
王玉とイコールというよりも、「星の力」が輝夜姫や「つき」にも関係してる感じですね。

「星の力」がわからない人は、下の動画を見るといいですね。


ちなみに星の力は、未完で連載止まってる、アドアストラペルアスペラにも出てきます。
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ヴェルサイユの額にあるのは、王玉にもある印ですね。

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こちらはハヤテに出てきた一コマ。
時計塔の上に展開されている紋様は今回輝夜姫が背負っていたものと同じですね。

これは星の力になりますね。
星の力の設定自体は「トニカクカワイイ」を読む上では知らなくても大丈夫だと思います。
とても細かい話なので。

ほかで気になるのは、
「権限は委譲された」
「今、このときを以て我こそがつきからのししゃである」
かな。

「つきからのししゃ」という何かがあって、
それの制御や統制を取るための装置みたいなものの役割を輝夜姫が引き継いだ感じか。
竹取物語にある「羽衣で記憶を失う」は、権限委譲による初期化処理って感じですね。

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「蓬莱」は輝夜姫の血から生まれたもの。
輝夜姫が蓬莱を作ったのは、いつかもう一度帝と再会したい。
もしかしたらもう一度受肉することで、永遠を生きる帝と再会できて、
その時は一緒にいられるということかな。

でも、帝は蓬莱を飲まなかった。
つまり月に還った輝夜姫の願いは叶わなかった。

「天と地に分れた我が祈りの半身」
これは月に還った輝夜姫と、蓬莱となった自分の血かな?

本来、帝が蓬莱を飲んでいたら輝夜姫の願いは叶った。
でも、実際は岩笠の娘が飲むことになった。

だから「息の根を止めてやれ」と言う話になるのかな。
自分の願いとは別の人間が永遠の命を得てしまったことへの憐れみや慈悲かな。

司の不老不死を解除するのって、輝夜姫の血から作られた蓬莱の機能停止か?
ありていに言えばナノマシンみたいなものが不老不死を実現しているなら、
それをどうにか機能停止させることになる?

ナサくんが時子から託されたものを読み取ったその先は、
「つきからのししゃ」になった輝夜姫、または輝夜が「つきからのししゃ」になる?
それで「蓬莱」の機能停止を実現する?
司の不老不死の解き方がやっぱり気になりますね。

トニカクカワイイ (21) (少年サンデーコミックス)コミック2022/9/15