酔い止めは先生が持ってるから言ってみるもんだよ。 よふかしのうた 第138夜「やるじゃん」 このエントリーをはてなブックマークに追加 酔い止めは先生が持ってるから言ってみるもんだよ。 よふかしのうた 第138夜「やるじゃん」

よふかしのうた 第138夜「やるじゃん」

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ナズナとコウたちは北海道に向かっているわけだけど、
そもそもキクとマヒルが、北海道に向かったことは確定なのか?

コレについては目代さんとアザミが裏取りしていて、
コウの予想が正しかったことになる。

裏取りできたのはいいんだけど、
星見キクの足取りがあっさりと見えてしまうことが、
怪しい。

これまでキクの居場所とか行動って掴みにくかったのに、
今回の北海道の件はすんなり行き過ぎてる。

もしかしたら、キクに誘われているんじゃないか?

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キクに誘われているかもしれない懸念の他に、
コウが気になっていることがある。
それはマヒルが「正常な状態」なのかどうか。

確信はないけど、
目代さんは吸血鬼の能力に「魅了」があるのではないかと?
考えている。

ただ、吸血鬼に「魅了」の能力が備わっているのかわからない。
吸血鬼が吸血鬼のことをあまり知らないから、
無意識的に「魅了」の能力を使っている可能性もある。

キクが「魅力」をマヒルに使っているかもしれない。
そうだとしたらマヒルを取り戻すことができるのかもしれない。

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考えごとしていたコウは、同じ班のみっちゃんが電車で車酔いしたから、
先生から酔い止めを貰ってきて渡した。
優等生の演技による行動じゃないような気がするかな。
単純に「どうしよう? 大丈夫? 酔い止めないの?」となってる状況をみて、
先生から薬もらってきた感じかな。

みっちゃんと一緒にしばらく席を離れていたら、
クラスメイトからマヒルの話が少しだけ出た。

クラスメイトの話だとマヒルは人気者の演技を完全に止めて、人と壁を作っていた。
これもキクがマヒルを孤立させるためにそういう行動をさせていたのかな。


よふかしのうた(12): 少年サンデーコミックス コミック 2022/7/15