何かが捻れている。 よふかしのうた 第109夜「お前はお前だろ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 何かが捻れている。 よふかしのうた 第109夜「お前はお前だろ」

よふかしのうた 第109夜「お前はお前だろ」

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小学生の頃のマヒルについて、アキラが語る。
元々マヒルは、大人しくて物静かな子供だった。
あまり笑わず、いつもひとりで、印象に残りにくい子供。

だけど、ある時を境に元気でよく喋るようになった。
それはマヒルの兄が亡くなった頃。
家族が亡くなって、一時的に落ち込んで暗くなるとかならわかる。
でも、その逆というのはどういうことなのか。

マヒルの兄については、どんな人物だったかは今後明らかになってくるだろうけど、
おそらくマヒルを抑圧するような存在だったんじゃないかな。
もしくは家族の不和をもたらすようなそんな存在。

アキラはマヒルの兄のことをなにもしらない。
とりあえず、兄については目代さんが調べることになった。

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一方でナズナさんは半吸血鬼化してるコウと対峙中。
コウくんの内面では何が起きているかというと、学校生活だった。
ただクラスメイトが何を言っているかはわからない。
コウの内面にいるマヒルも、コウを見るなり敵意を持った視線を向けてきた。

「俺がなんかしたかよ」
「絶対謝らせてやる」

というコウの言葉が本音だよね。

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目代さんは婦警の姿に扮してマヒルの家に突撃。
応対してくれたのはマヒルのお母さん。
マヒルのお母さんの態度をなにかおかしい。

マヒルがしばらく帰ってきていないけど、心配はしていない。

自分の子供が不良だとか非行に走って諦めてるとかではなく、
本当に心配していない。

マヒルの家族は、何かがおかしい。


よふかしのうた(9): 少年サンデーコミックス コミック 2021/11/18