自分のための夢をみよう。 トニカクカワイイ第169話「ある少女の昔話」 このエントリーをはてなブックマークに追加 自分のための夢をみよう。 トニカクカワイイ第169話「ある少女の昔話」

トニカクカワイイ第169話「ある少女の昔話」

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鍵ノ寺栞が幼かった頃の記憶。
彼女の名前を付けたのは、司だった。

その名前に込めたのは、
栞があればまた日常が始まる。熱中できる物語も悪くないが、
大切なのは日々の営みということ。

毎回、司は名前にいい意味を込めるんだよな。

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栞が興味を持ったのは、日本画。
彼女が見ていたのは葛飾北斎の富嶽三十六景。
北斎の絵ってすごく引き込まれるんだよね。

栞の描いていた絵を司が褒めていて、
時子さんが絵の良さがわかるの?という反応をしている。
司は昔、「時太郎」の版画をバリ万博の頃にフランスに持ち込んで売りさばいたらしい。
この「時太郎」ってだれよ?
思って調べたら、葛飾北斎の幼名だったんですね。
話の流れで富嶽三十六景も出ていたので、北斎だとは思っていましたが。

それにしても北斎の版画を持っていって、売りさばくとか司はいろいろやってるな。

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いろいろとあって、栞は日本画家になった。
彼女は司が自分の夢を応援してくれたのは、
時子さんの夢を、栞が引き継がせないようにするためだったんじゃないか。
千歳を京丸にある屋敷から遠ざけたのも、同じように時子さんの夢を引き継がせないため。

夢を引き継がせないというのは司なりに、
その人自身の人生を歩んで欲しかったからなんだろうな。

次回は京丸にある屋敷にいくことに。
あとあらすじに「重大発表」とあるので、トニカクカワイイ関連でなにか発表でしょう。
妥当なところで、トニカクカワイイ2期でしょう。

トニカクカワイイ (18) コミック - 2021/11/18