少し見ない間にずいぶん変わったね。よふかしのうた 第102夜「じゃあ俺の勝ちだな」 このエントリーをはてなブックマークに追加 少し見ない間にずいぶん変わったね。よふかしのうた 第102夜「じゃあ俺の勝ちだな」

よふかしのうた 第102夜「じゃあ俺の勝ちだな」

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コウは久しぶりにマヒルに会うことにした。
実際マヒルが出てくるのはだいぶ久しぶりだな。

久しぶりのマヒルは、外見的変化もそうなんだけど、
雰囲気がだいぶ違う気がする。

マヒルと歩き出したコウはどうやって話をしようかと考えていた。
彼が話を切り出しよりも先に「もう吸血鬼になれた?」とマヒルが聞いてきた。
コウは否定したけど、実際なりかけみたいな状態だから、前進はしている。

「じゃあ、俺の勝ちだな」

というマヒルの表情が怖すぎるんだよ。
彼自身は「冗談」といってるけど、
彼ももしかしたら吸血鬼にはなってないかもしれないけど、
人の枠から外れようとしてるんじゃないかな。

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マヒルからはハロウィンの話も出てきた。
彼からしたら目代さん=探偵がなんか企んでたことになる。
吸血鬼側の人間であるコウやマヒルが票的になるかもしれないと考えていた。

ナズナとコウからはそうじゃないけど、
他の吸血鬼からしたら敵対関係で問題だしな。
これまで以上にマヒルが「吸血鬼」と「人間」という線引きを意識した発言をしてる。


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マヒルはコウが目代さんとつるんでると知って、
今のうちに取り入って、自分たちが吸血鬼になったら殺すっていうんだろ?
と言い出した。
完全にマヒルの考え方が、吸血鬼側なんだよな。

今回のマヒルはこれまでの話に絡んできたときと考え方が異なっている。
コウとナズナが昔の事を調べたり、ハロウィンで大変だった時に、
マヒルに何があったんだろう。
確実に星見キクの影響なんだろうけど。

マヒルの変化もそうだけど、
こうなってくるとナズナ以外の吸血鬼たちの態度も気になる。

ナズナとコウ、目代さんはお互いにある程度理解した関係だけど、
他の吸血鬼たちはそういうわけじゃないだろうし、
もしかしたらナズナとコウが孤立するのかもしれない。

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