10年ぶりのおめでとう。よふかしのうた 第93夜「まぁ言うなればそうだな」 このエントリーをはてなブックマークに追加 10年ぶりのおめでとう。よふかしのうた 第93夜「まぁ言うなればそうだな」

よふかしのうた 第93夜「まぁ言うなればそうだな」

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コウが被弾した夜に何があったのか?
人間が受けて平気なわけがないんだけど、被弾して立ち上がったコウは、
「良かった。探偵さん生きてる」
だけいって意識を失った。

じゃあ、コウは吸血鬼になったのか?というとそうではない。
アンコはコウの脈を測って人間であることを確認した。
吸血鬼には脈がないのか......知らんかった。

でも、人間だとしても、コウが助かったのは納得できない部分が多い。

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アンコの話に戻る。

コウのせいで、アンコつまり目代さんは死に損なった。

家族を壊した吸血鬼を恨むことで、アンコの中の何かをどうにか保ってきた。
吸血鬼への復讐を目的にしてきたけど、それがコウによって阻止された。
そして結局残ったのは復讐もできず、何も残っていない女。

コウが察したように、アンコはやり方や言葉はともかく、
彼のことを心配していた。

落ち込み気味のアンコに「女の人は40はまだお姉さんだと思っています」。
突然どうした。
アンコは27歳だったけど、ハロウィンの日で28歳になった。

アンコが
「誕生日おめでとう」と言われたのは、
家族と過ごした日が最後だった。
だから、彼女にコウの言葉は染みたんじゃないかな。

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いろいろとあったけど、この二人は徐々にもとの関係戻っていくんだろうな。
このシーンの、アンコとナズナのやりとりは、すごくよかった。


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