夜を失くすってなにさ。 よふかしのうた 第87夜「やっとやる気になった?」 このエントリーをはてなブックマークに追加 夜を失くすってなにさ。 よふかしのうた 第87夜「やっとやる気になった?」

よふかしのうた 第87夜「やっとやる気になった?」

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アンコに襲われたからには、吸血鬼としてはその脅威を排除するしかない。
でも、それをコウくんはウソだといった。

吸血鬼は人を殺すのが怖い、殺したくないと考えている。
そこは人間と同じなんじゃないか。
吸血鬼は身体能力が強いから「殺す」と言ったら、
人間が使うよりも真に迫るものがあるけど、それは日常会話で使うような怒ってるとかむかついてるとか、
そのぐらいの意味なんじゃないか。

それが人間よりも、人間くさいから、コウは吸血鬼が好き。

コウは、ナズナもアンコも死なせたくない。
だから、ニコに頼みを聞いてくれと頼んだ。
なにか考えがあるのかな。

どういう手段で、ナズナとアンコを止めるのかは気になるけど、
コウが考えるアンコの目的が「夜を失くすこと」。
以前に「君の大好きな夜を失くす前に帰った方がいい」と言われた。
それを思い出しての考え。

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一方でナズナとアンコよ。
こっちは穏やかじゃない。

アンコはこれまで吸血鬼に対して実験をしてきた。

どこまでのダメージなら耐えられるのか。
ダメージを受けた場所によって回復は遅いのか。
本当に暴力だけで殺せないのか?

結論
暴力では吸血鬼を殺せない。

殺せないだけで、ダメージは与えられる。
人間と急所は変わらない。
至近距離で撃ち抜かれたらそのダメージは大きい。

「死なない」というだけで、痛みはある。
その痛みを我慢できるわけではない。

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アンコはナズナに、コウから手を引けというけど、
そんなことをナズナが飲むわけはない。
なので、アンコはコウを先に殺すことに決めた。
これにはナズナも黙っているわけはない。

コウを殺すことでナズナの心を折るということなんだろうか。
でも、アンコはナズナを挑発してるだけに見えるんだよな。

よふかしのうた (7) (少年サンデーコミックス) コミック 2021/4/16