トニカクカワイイ第158話「青空(前編)」

時子さんとの回想シーンをやっていて気になっていたことがあって、
それが時子さんにいつ名前をあげたのかだった。

司と時子さんが出会ったときは、時子さんは記憶をなくしていて
名前も覚えてない状態だったわけだし。

気になっていたことへの答えが今回載っている。
ちゃんと司は「時子」という名前に意味を考えていたし、
その名前の意味も司が長い間生きてきたからわかる物だった。

司は時子さんに会いに葬儀所へ足を運んだ。
遺影と棺を前に、時子さんとの思い出と感謝を口にしたけど、
「あのさ......」と口を噤んだのは、それに続く言葉を発したくなかったからだろう。

幸せだったか？　とか　自分の為に時間を使って後悔しなかったか。とか。

続く言葉はわからないけど、時子さんが亡くなってしまった以上、
答えはわからない。
でも、時子さんはそれを聞こうとしたら、司に怒りそうな気がするかな。

司が、帰り道、スイカをみて思い出したのは、
時子さんが司の願いを叶えると言った日の事。
その時は、子供が無邪気に言ってるぐらいだったんだろうけど、
まさか本当に時子さんがその人生を使って、
やれることをやりきることになるなんて。

トニカクカワイイ(17): 少年サンデーコミックス コミック 2021/8/18