瓦礫の出会い。トニカクカワイイ第153話「青空へ」 このエントリーをはてなブックマークに追加 瓦礫の出会い。トニカクカワイイ第153話「青空へ」

トニカクカワイイ第153話「青空へ」

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時子さんのお通夜が夜に行なわれる。
ナサは司に声を掛けるけど、時子さんの遺書にもあったように、
来るなと言われているから司は参加する気はない。
その代わりに司は昔話を始めた。
時子さんが亡くなった後だし、想いを馳せることもあるよ。

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昔話の時代的には、第二次世界大戦の終戦直後。
司は第二次世界大戦を日本では体験してないのかな。
維新政府と折り合いが悪くて日本を離れていたみたいだし。

ただ終戦のごたごたの間に、戸籍の偽造をしようとしていたらしい。
戸籍を上手いことしないと、めんどうになるからなー。

終戦で瓦礫というか、世界の終わりのような状態になっていた日本で出会った少女がいた。
この子が時子さんですね。
以前も、時子さんのおはぎに関する回想などでも出てきていますし。
ただ、このときの時子さんは、自分の名前を覚えてなかった。
戦争のショックとかで忘れていたのだろうか。

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終戦後の状態で司からおはぎをもらったんだから、
時子さんにとって、大事な、思い出の、食べ物になるわな。

差し出されたおはぎも一度は時子さんは拒否した。
遠慮とかではなく、子供の自分と大人な司、
どっちが生き残る確率が高いかを考えた上での拒否。

拒否した時子さんに「君は、まだ生きている」とおはぎを渡した。
それがキッカケで、時子さんは司と一緒にいくことにした。

このときの時子さんの想いを想像すると、
司の願いを知って、それを叶えるためになにかしようと思うんだろう。
時子さん視点でいえば、おはぎと司の言葉が、
今後の人生を左右するものになったんだろうし、
時子さん自身が生きる意味も生まれたんだと思う。

さて、この導入からだと、
次週あたりから「FLY ME TO THE MOON」第二章な気がするんだけど、
どうなんだろう。

どうであれ、トニカクカワイイで、時子さんと司が歩んできた物語は、
語られる話だもんなー。
次回にも続く、司の昔話を楽しみにしてようと思います。