月よりも遠い場所 トニカクカワイイ第155話「夢の終わり」 このエントリーをはてなブックマークに追加 月よりも遠い場所 トニカクカワイイ第155話「夢の終わり」

トニカクカワイイ第155話「夢の終わり」

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人間が月に辿り着いて、その地に立った。
それは偉業だ。
1400年前から月に行くことを望んでいた司からしたら、
それはとてつもない達成感だっただろう。

でも、月に行くのは手段でしかない。
そこにいるはずの、輝夜姫から蓬莱による不老不死を解く方法を聞くため。

ただ、それは叶わなかった。
月に何かがあれば、それはもっと大騒ぎされていることになる。
「トニカクカワイイ」の世界においても、月には何もない。

それは司が求め続けていた一つの結末。

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月に何もないとして、じゃあ、輝夜姫はどこからきて、どこからきたのか。
月の内部にいるっていうオチはきっとないんだろうけど......。
もっと遠くのどこか、宇宙のどこかだとしたら、司はいつまで歩き続けないといけないのか。
月に人類が行けたことで、一つの達成感を得たけれど、同時にそれは大きな落胆だよな。
でもまだ時子さんは諦めてなくて、司の願いを叶えるために、人生を使った。

そういえば、今回の話時点で、月の石の話題は出てないな。
てっきりアポロ計画の後に、時子さんが入手してるんだと思ってた。
でも、タイミング的にまだか。

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山奥に引き籠もっていた元に、客が現れる。
それが千歳。
千歳の回想の中にあった、山で助けてもらったエピソードになるのか。
今回の司の過去の話で、
時子さん、千歳との関係がどのように生まれたのかが知れるのは面白い。

トニカクカワイイにおいて、輝夜姫は一体どこへいったことになってるんだろうか。
そのあたりは明らかになるのかな。
畑先生のことだから、何かしら考えていると思うけど......。

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