ナズナなりの救済方法 よふかしのうた 第79夜「相手があたしでも?」 このエントリーをはてなブックマークに追加 ナズナなりの救済方法 よふかしのうた 第79夜「相手があたしでも?」

よふかしのうた 第79夜「相手があたしでも?」

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ナズナは自分が吸血鬼であることを、目代さんに打ち明けた。
目代さんとしてもそれを言われても大丈夫なわけではない。

ナズナの発言で気になるのは、
「吸血鬼は人間がなるのか?」という目代さんの質問に、
ナズナは「真祖以外はそうなんじゃない? いるのか知らんけど」と、
答えてるところ。
ナズナは人間と吸血鬼の間に産まれて、元々吸血鬼だったわけだから、
ある意味真祖とも言えるけど、大元になった吸血鬼はたぶんどこかにいるんだろうな。

それが「よふかしのうた」のどこかで語られるのかはわからないけど。

目代さんに吸血鬼になる条件を説明したけど、
彼女がナズナに恋をするのかという問題はある。
でも、10年前の話に入る前のナズナの発言から、目代さんは条件をほぼ満たしていたんだろうな。

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目代さんは学校があるので、カバンを取りに一度帰宅しないといけない。
でも、無断外泊の上、朝帰り。
年頃の女の子がそれをしたら、親が怒るのは想像ができる。

でも、目代さんが想像していたようなことは起きなかった。
目代さんのお母さんは娘の無断の朝帰りよりも、
夫の浮気について文句があるだけ。

娘に対して、何の興味もない。

それはあんまりでしょ......。
両親が上手くいかず、父親は浮気、母は自分に無関心。
そんな状態で、生きていくのは、辛すぎる。

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元々眷属なんていらないと思っていたナズナは、
家族のことで泣いている目代さんのことを考えて、
彼女を救う手段として、眷属になることを提案する。

目代さんが眷属になれば、ずっと一緒にいてあげられるし、
彼女が辛いと感じているものから救うことが出来る。

目代さんは、この時点で、ナズナの眷属になることを了承してるんだけど......。
それが叶わなかったんだよな。

よふかしのうた (7) (少年サンデーコミックス) コミック 2021/4/16