トニカクカワイイ第144話「過去と過去について」
ナサは自分が忘れている「何か」を思い出さないといけない。
思い出せないけど、夢を見ると言うことは記憶には残っているということ。
そうであるならば、どうにかして思い出せるはず。
そりゃあ、理屈の上ではそうだろうね。
夢を見るのだから、思い出すためのキッカケがないだけで、
脳は記憶しているわけだし。
じゃあ、忘れてしまった記憶を呼び起こすキッカケ、紐付くなにかを辿ればいい。
ということでナサは2年前の事故現場へ。
事故現場とかみると、フラッシュバックしてなにか思い出すかもしれないしね。
事故当時を思い出すと、広い道路を一足飛びで司が助けてくれた。
それは人間技じゃない。
でも、それは本当に人間技じゃない。
ナサは、司が人から外れた存在だという認識をしはじめている。
でも、事故現場みても、記憶は蘇らない。
記憶が戻らないことナサの元に現れたのが輝夜。
彼女がここに現れたのは、誰かが頭の中で囁いたから。
司の正体もそうだけど、この輝夜の頭に囁く声も謎なんだよな。
司と関係する人物......だとすると、それこそ月に帰ったかぐや姫なのか?
これもそのうち明らかになるだろう。
輝夜は「きっと亡霊だ」といってるし、過去の司と関係した誰かの霊?みたいなもの?
ナサがどうしても記憶を思い出したいというなら、その状況に近づけることができる。
その方法は、簡単に言えば、強い衝撃を与えること。
輝夜は手加減をしない。
かなり強烈な打撃でしたね。
きっと思い出したのは
「こんなところで寝てていいのか? ここで見失ったらもう巡り合うことなんか――
奇跡は二度と起きないんだぞ」
これはトニカクカワイイの2話の冒頭のナサのモノローグ......だと思っていたんだけど、
ナサのセリフからすると、ナサ以外の誰かの声?
輝夜がたまに聞こえる声と同じようなものかな。
てっきりナサのモノローグだと思っていたけど、
ナサは「僕の背中を押すこの人達の声は――」としてるし。
だれかの声なんだよな。
痛みでは記憶は戻らなかったけど、
紅蛍は、二人の大切な思い出を一つずつ思い出してはどうかというアプローチを提案した。
思い出。
その言葉で出てくるのは、司がカメラを欲しがったこと。
毎日写真を撮ってアルバムにすること。
積み重ねる日々のことを忘れないこと。
ナサと司の結婚生活はまだ2ヶ月。
(あ、そうか5月結婚で作内7月だもんな)
たった2ヶ月だけど、司とナサの二人の思い出はたくさんある。
司が写真とかで日々を残していくというのは、
いつか二人で思い出を振り返ること目的もある。
けど、不老不死である(ともう断言して良いよな)司は、
ナサがいなくなった後も、終わりがない歩みを続けていくことを考えて、
残してるんだよな......
次回からアルバムを見返す流れかな。
そうなると、ナサが覚えていない何かに繋がる写真、または記録が出てくるのかな。
どうやってナサが記憶を思い出すのかな。
ナサが忘れていた記憶とはなんだったのか。
それがもう少しで明らかになるかな。