トニカクカワイイ第143話「約束と約束について」

朝起きたら司の姿がなかったから銭湯の方にくるよなー。
要から見ても、「ケンカしたの？」と思うぐらい。

銭湯の方に司が少し顔を出してたみたいだけど、
後ろ姿は寂しそうだったから、それをみて要は夫婦喧嘩だと思ったらしい。

ナサは最初のキスの記憶違いが原因だと思い立ったけど、
それは確かに正解なんだよな。

ナサの持っている情報量からそれが主たる原因になりえると考えるのは当たり前。
けど、実際はそれよりも大事なこと。

要がいうように、ナサはキス以上に大事なことを忘れている。
それを思い出して、その上で......というのがこのシリーズで大事なこと。

司はやっぱり時子さんの屋敷にいた。
いわゆる出戻りですね。
時子さんは司との付き合いが長いから、
出戻りの理由が「司の正体」に関することだというのも察しがついてる。

ただ、理由がどうであれ、「夫婦の問題は必ず解決する」。
それが時子さんが司にした約束。

確かにxxx話で既に時子さんの逝去が確定してるし、
その時期も遠くないのだから、いつまでも時子さんが取り持つというわけにもいかないし、
夫婦の問題は二人で乗り越えていくしかないものな。

ナサがタイミングよく時子さんの屋敷にきた。
いろいろと事情を察してる時子さんからは、

あなたなら、きっとうまくやれる。
彼女は誰よりも繊細で寂しがりやな人だから、助けてあげてね。

その言葉を聞いて、ナサは一旦帰ることにした。
大切なことを思い出したら、またくることに。

「あの人のことをよろしく頼むわね」
これが時子さんとナサの約束。
そして、二人の最後の会話。

もう作内の時間は7月。
つまり時子さんが亡くなる7月20日まで時間はない。

たぶん時子さんは、ナサと司が仲直りするところをみることはないんだと思う。
二人ならきっと大丈夫と信じて逝くんだろうな。

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