トニカクカワイイ第142話「誤解と誤解について」
司の過去の話。
昔の名前は覚えてない。
その名前はいつの名前なんだろうか。
司自身が不老不死になる前? それとも?
ただ「司」という名前だけは残っている。
司のモノローグからすると、「司」という名前は誰かからもらったもの。
さらには「願いは必ず叶う」という言葉もくれたらしい。
それを信じて、司は歩き続けていた。
「願いは必ず叶う」といった人はある意味正解なんだと思う。
けど、願いが叶うまで歩き続けてる間は「呪い」だと思うんだよな。
いつ必ず叶う? じゃあ、それはいつなのか?
もう疲れた、立ち止まっていいのか?
そうやって思ってしまうと思う。
司が気まぐれで助けた娘(時子さん)が、その願いを叶えた。
本誌を読んだ限りは、司の願いは、月にいくことだったんだろうな。
司本人は月には行ったないけど、宇宙で月を観測することで達成できたのかな?
たぶん司が思っている「何か」は月になかったんだろう。
まあ、我々が知る限り、月には生命はなさそうだしな。
月面都市があるわけでもないし......。
それはかぐや姫がいるわけではなかったことになるのかな。
そうなると、トニカクカワイイにおける、かぐや姫と月の使者とかそういうのって......なんだろう?
司とナサは、新居への入居手続きや引っ越しというのが差し迫っていた。
で、話題は、初キッス。
司とナサが初めてキスしたのは、教会でのプロポーズの時になる。
けど、それは司の記憶とは違う。
最初は司も「結婚前のキスはノーカンなのね!」と、
けど司がいう「結婚前のキス」はナサの記憶にない。
読者としてもその描写はしらない。
つまり、これが司とナサの間にある誤解を司が知るキッカケ。
やっぱり、事故当時のナサの記憶は不完全。
司の記憶ではナサと「キス」をしてる。
その「キス」前後のあたりからナサの記憶はごっそり抜け落ちてる。
これが大きな問題。
「ナサが自分の正体を知らない」、これが司にとって重大な意味を持つ。
全てを知った上で、結婚したと司は思ってるだろうし、
その前提にあたる部分が崩れるのは大きい。
翌朝、ナサが目を醒ますと司の姿はなかった。
ほぼほぼ時子さんのところに行ったんだろう。
時子さんだけはナサと司の間に、誤解があることをわかっていたんだから。
ここからどうなるかな。
今回の話を読んで、畑先生がいう200ページ分のネームが終わった時に、
司の正体、不老不死の経緯がわかるんだろうなーと思っている。
それに至るまでに発生するかもしれない、「困難」を司とナサが乗り越えるのかな。
正体を知ってもなお、ナサが司と一緒にいることを誓うシーンとかもあるかな。
いろいろと想像してたら楽しくなってきて、次回も楽しみになってきた。