よふかしのうた 第48夜「どうして?」
コウとナズナの方が動き出しつつある一方で、
気になるのはマヒル側の話。
マヒルが登場してから何度か匂わせられていた「女」の存在。
そんな存在だった彼女がやっと登場した。
名前は「星見キク」。
マヒルが憧れている女性。
花の配達でお店に来ると話掛けてきてくれ、気が付けば隣に座って話すようになっていた。
そんなキクにコウとケンカしたことを聞いてもらっていた。
キクは聞き上手で、相手が欲しがる言葉を欲しいタイミングでくれる。
今回もマヒルが欲しい言葉をちゃんとくれた。
そうやってキクは相手の心に居座るのかな。
コウはアキラに状況説明。
ただ、簡単に言えば、アキラとしては楽しくない。
自分が怖いめにあって傷ついていたのに、コウはナズナとイチャイチャしてたわけだし。
コウの状況としては、鶯餡子がけしかけた警官の件はとりあえず解決した。
鶯餡子はその方法ではコウを説得できないと考えたから。
それは別の方法を持ち出すことになる。
アキラはコウが吸血鬼になることは特段反対はしてない。
むしろ、コウが血を吸う必要があれば、自分の血を飲んでいいと言っている。
そうはいっても、コウが吸血鬼になったときに、親しい人の血を吸えるのかどうかだよな。
マヒルも二人に合流して、
彼はコウが吸血鬼になっても友達であることに変わりないことを確認した。
マヒルもアキラと同じ考えで、コウが血を飲みたくなったら、
自分の血を飲ませればいいと思っている。
アキラもマヒルも良い友達だと思うけど、
やっぱり吸血鬼になって、血を吸うというのはそんな簡単な話じゃないと思う。
コウと星見キクが初めて会った。
挨拶の握手をしただけで、コウは何かに気が付いた。
それはキクが吸血鬼であること。
手を握ったらわかるってわけではないんだろうけど、
アキラやマヒルよりも吸血鬼と長く付き合っているからこそ
わかることがあるんだろう。
コウが気が付いたように、キクも気が付いた。
コウから吸血鬼の匂いがすることに。
キクが吸血鬼なわけで、そんなキクにマヒルが憧れを抱いているのだから、
何もしらなければ、マヒルはキクに恋心抱くこともある。
そうなってマヒルが血を吸われたら、マヒルも吸血鬼になる。
これはマヒルが登場した時から予想していたことなんだけど、
これからの展開は、どちらかというとキクがどういう人かな。
第22夜「かんぱーい」の話ではキクはセリたちのグループではあるみたいだし、
ナズナと敵対関係にあるとはいえないんじゃないかと思うけど実際はどうかな。
セリたちのキクの評価は「ナズナに劣らず変わってる」だからなー。
よふかしのうた (4) (日本語) コミック 2020/8/18