なんだかんだギャップは大事よ。よふかしのうた 第47夜「夜守くんの話がしたいんでしょ?」 このエントリーをはてなブックマークに追加 なんだかんだギャップは大事よ。よふかしのうた 第47夜「夜守くんの話がしたいんでしょ?」

よふかしのうた 第47夜「夜守くんの話がしたいんでしょ?」

a

ハツカにコウが世話になったから、そのお礼にきたナズナ。
しかもベランダから。
なんでベランダ?

ハツカの部屋にはいると、ハツカは自分の虜にしてる人間に椅子になってもらって座ってた。
座るものがないからって人を椅子にするのか。
それで吸血鬼たちの中では常識的だというのだから怖い。
それでも椅子になっている人間も幸せそうだからいいんだが......。

で、ナズナはハツカを飲みに誘った(しかも奢り)。
それにハツカは驚いた。
これまでナズナは吸血鬼同士で遊ぶことがないから、
ナズナの発言は、おどろくわな。

a

ハツカは、ナズナがコウくんの話がしたいと察しがついていた。
ナズナがコウを眷属にすると決めたからには、どうしたらコウを落とせるかのアドバイスが必要だった。

ハツカは「人はギャップに弱い」と大事なアドバイスをくれた。
結果、これまでのナズナが着たことないような服装になった。
でも、発言がハツカの言うように「女装した男子のセリフ」なんだよな。

「人はギャップに弱い」は確かにあるよね。
普段接している面とは逆の一面を見せられたら、来るモノもあるし。
ただ、それは度がすぎると、あざといとかそういう類になると思う。

外見とギャップの話はともかくとして、
ナズナにとって問題は、どうしたらコウが自分のことを好きになってくれるのか。
ハツカがいうように
「ある程度外見が好みで、毎日一緒にいたら、そういう気に全くならない方が不自然」
というのはそうかもしれないけど、
それはある種関係性が固まっていない状態なんじゃないかな。
ナズナとコウは、ハツカがいうような方向性か。

ハツカによるナズナの分析は「人一倍恋愛に興味がある」だった。
下ネタが好きなのも、それの裏返しで、素直になれてないだけ。
ただ、ハツカが余りにも確信に近いことをいうもんだから、
ナズナのキャパを越えて、ビールを要求。

ナズナさん、めんどくさいな......。

a

飲み過ぎたナズナは寝てしまったので、コウくんが引取にきた。
コウがナズナを背負って歩きながら、
眠ってるナズナに「かわいいよ、いつも」と呟いてみた。
それを聞いていたナズナさんは状況よくわかってないんじゃないかな。

ナズナがちゃんと覚悟を決めたし、
この二人は少しずつちゃんと歩き始めた感じがある。

いやー、照れるナズナさんとか楽しいなー。

よふかしのうた (4) (日本語) コミック 2020/8/18