ハツカの眷属もある意味幸せかもしれない。よふかしのうた 第45夜「恋バナしようや」 このエントリーをはてなブックマークに追加 ハツカの眷属もある意味幸せかもしれない。よふかしのうた 第45夜「恋バナしようや」

よふかしのうた 第45夜「恋バナしようや」

a

前回のラストでは、ナズナがニコのところにいったところで、
ニコぶち切れって言う感じでしたね。
怒ると「恋バナしようや」というの感じなんだね。

ナズナがニコのところに言った目的はコウの身を守るため。
コウがもしも吸血鬼にならなくても許してやって欲しいと話に行った。

コウ自身が吸血鬼になるかどうか揺れているのだから、
もしも吸血鬼になることを選ばなかった場合、彼の身は守ろうという
ナズナの判断だな。

吸血鬼にならなかった人間を殺すというのは吸血鬼のルールではなくて、
ナズナやニコたちにとってのケジメのようなもの。
だから、厳格なルールに則って、コウが殺されるというよりも、
ケジメのために殺される可能性があるという状態。

コウの事を見逃してほしいといったナズナの身も危ない。

a

状況を打開する方法がある。
それは「コウが吸血鬼になればいい」。
ハツカの提案は、「ナズナの眷属」ではなく「ハツカの眷属」になること。

人間が吸血鬼になるには、吸血鬼に恋をしないといけない。
今のコウはナズナに恋心を持っていない。
だから吸血鬼になれない。

じゃあ、「恋心」という点において、コウはハツカ(男)にそれを抱くことがあるのか?

それに対しての対処は、
「実はハツカのことが好きって脳みそを勘違いさせればいい」。
ある種の洗脳のようなことをすればいい。
ハツカがいないと生きていけない精神状態を作る。
言いつけを守らなければおしおきをし、言いつける守れば優しくする。

それはもしかして、DVな人に対して
「さっきは私に厳しいことしてきたけど、私のことを考えてのことなの」
みたいなヤツでは......。

a

さすがにハツカの提案に乗るわけにもいかないから断った。
ただコウはハツカと話したことで、
ナズナが「吸血鬼なんて退屈なだけだよ」と言った意味がなんとなくわかった。
彼女はコウに退屈してほしくなかったんだと思う。
それが彼が考えた答え。
その答えを持って、コウはナズナの元へ。

ただ、ニコの荒れっぷりを想像すると、簡単には事態は収集しないよなー。

そういえば、4巻発売記念で「よふかしのうた」の新PVが公開されましたね。


よふかしのうた (4) (日本語) コミック 2020/8/18