なんであれ夢はあった方がいい。よふかしのうた 第11夜「需要と供給」 このエントリーをはてなブックマークに追加 なんであれ夢はあった方がいい。よふかしのうた 第11夜「需要と供給」

よふかしのうた 第11夜「需要と供給」

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アキラがいる前でのナズナの吸血行為は、コウにとっても、アキラにとっても、なんとも言えない感じになる。
確かに女性が知り合いの男子の首筋に唇寄せて吸血している状況というのは
なんというかエロさはあるから微妙な雰囲気にはなるな。

アキラからするとそもそもナズナとコウの関係性というか吸血行為はわからない。
でも、適切に表わすなら「需要と供給」。

ナズナはコウの美味しい血を吸いたい。
コウはナズナに血を吸ってもらいたい。

なのでお互いの望みを叶えることができてるし、「win-winの関係」かもしれない。

じゃあ、なんでコウは吸血されたいのか。
「将来、吸血鬼になりたいから」

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「将来の夢が出来てよかったね」
アキラの精一杯のコメントだよね。
そりゃあ、突然、「吸血鬼になりたいんだ」と真剣に言われたら、
この人なにいってんの?となりながらも、邪険にもできないし、
「え、あ、うん。なんか目標できてよかったね」
という感じにしからならないよね。

アキラの知識からしたら「吸血鬼に血を吸われたからもう吸血鬼なのでは?」となると思う。
けど、「よふかしのうた」の世界では、
吸血鬼に恋をしている状態で血を吸われることが吸血鬼になる条件。

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ナズナの食事も終わったので、三人で寝ることに。
女性ふたりと男性ひとりで川の字に寝るというのは不思議な状況だ。
横になってアキラと話している中で、
コウは自分が吸血鬼になりたいといったことにアキラはなにもいわなかった。

それはアキラからしたら、コウが吸血鬼になっても友達でいられる。
なによりもコウにとっての夢が見つかったことがよかった。

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